
2022年のミラノショーで発表された、ヤマハ「XMAX300/XMAX125」のニューモデル。「X」型のLEDヘッドライト、フル液晶メーターやスマートフォン連携機能といった新装備を備える、デビュー以来初めての大幅モデルチェンジを受けた。
そんな新型XMAX、日本では250ccモデルが2023年夏以降発売予定とアナウンスされているが、その初公開は9月2日(土)に開催される「ヤマハモーターサイクルデー2023」会場となる模様だ。
「テックマックス」バージョンではデュアル液晶メーターを採用! ナビ機能の表示も可
EICMA(ミラノショー)2022で発表された2023年モデルのXMAX300/XMAX125は、2017年の初代XMAX以来6年ぶりの大きなモデルチェンジとなった。エンジンやシャーシといった基本的なプラットフォームは従来モデルを引き継いでいるが、外観はXMAXシリーズの象徴「X」のモチーフを随所に織り込んだ新しいスタイリングでイメージを一新。フル液晶ヘッドライト、テールライトもX型とし、インパクトは抜群だ。またウィンカー類もフルLED化されている。
機能面では、従来アナログ&デジタル併用だったメーターにフル液晶TFTディスプレイメーターを新採用。スタンダードモデルでは4.3インチのシングルモニター、上級バリエーション「テックマックス」では4.2インチモニターに加え、サブモニターとして3.2インチ液晶のダブルモニターを装備する。また、新たに搭載するスマホ連携機能により電話着信やメッセージの表示も可能で、テックマックスではナビアプリ「Garmin StreetCross」の画面を映し出し、交通案内や残り距離、到着予定時刻、目的地の気温などだけでなく、直前に迫った急カーブなどの注意もモニターで確認することが可能だ。
XMAXシリーズのラインナップは、国内では249ccの「XMAX 250」のみだが、このXMAX 250の新型についてもヤマハ発動機からは「2023年夏以降発売予定」とアナウンスがなされており、国内導入は確実。その初披露となる可能性があるのが、9月2日(土)に滋賀県・奥伊吹モーターパークで開催予定の「ヤマハモーターサイクルデー2023」。トライアルデモや多くのブース出展が行われるこのイベントでは、ヤマハ最新車両も多数展示される。そのラインナップの中には「XMAX」も明記されており、これが新型である可能性は大だろう。発売時期についても関連して発表されるかもしれず、会場では注目を浴びる存在となりそうだ!

2022年のミラノショーで発表された新型XMAX300/125。「X」型のヘッドライトやディテールを備える大きなモデルチェンジを受けた。

外観は従来モデルのイメージを引き継ぎつつシャープにリファイン。ウィンカー等各種灯火はフルLED化されている。

メーターは4.2インチモニター液晶を採用。スマホ連携機能機能で電話着信、メッセージ表示なども行える。ヤマハは2030年までに全ての製品にスマホ連携等のコネクト機能を備える目標を掲げている。

上級仕様のテックマックスでは、さらにサブ液晶を搭載するデュアルディスプレイとなる。サブ画面には「Garmin StreetCross」のナビ画面を表示することも可能だ。
※写真はいずれもXMAX300/125(欧州仕様)
2023年型XMAX300欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2180×795×1410-1460mm
・ホイールベース:1540mm
・シート高:795mm
・車重:183kg
・エジンン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 292cc
・最高出力:28PS/7250rpm
・最大トルク:2.95㎏-m/5750rpm
・燃料タンク容量:13.2L
・変速機:Vベルトオートマチック
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-15、R=140/70-14
情報提供元 [ YAMAHA MOTOR EU ] ギャラリーページへ
この記事にいいねする