
中国のCF MOTOが2023年に新たにリリースした「パピオXO-1」は、前後12インチホイールの126ccモデル。エンジンは縦型ながらホンダ4ミニモデルと競合するコンセプトのパピオXO-1に香港のWebikeスタッフが試乗した。
文/写真:Webike+ HongKongセパハン&6速ミッションでワインディングが楽しめる
パピオXO-1が、グロムやモンキー125と大きく異なるのはライディングポジション。モンキー125など通常のネイキッドバイクのアップハンドルとは異なり、パピオXO-1はセパレートハンドルでスーパースポーツに近い前傾ポジションになるので最初は慣れが必要だ。
燃料タンクの形状はニーグリップがしやすく、シートポジションは自由度が高い。12インチホイールの足まわりで反応がとてもクイックな上、フロンと荷重が高いことからどんどんバンクしてくれるので、パピオOX-1はワインディングがとても楽しい。
エンジンパワーは、グロムやモンキー125と大きな違いはなく、変速機は1段多い6速ミッションを採用している。その分クロスレシオになっているようで変速する回数は増えるが、高回転のパワーバンドでは気持ち良く走ることができる。
倒立フォークは十分な耐荷重を持っているので攻めた走りでも十分に安定しているが、フロントブレーキは握り込む必要がある感じだ。パピオXO-1は、毎日の通勤にも使える小さくて楽しいバイク。1980年代のレトロなスタイルが好みなら良い選択だろう。

香港のワインディングをパピオXO-1で走行するWebikeスタッフ。アナログのタコメーターと液晶窓にスピードメーターの組み合わせだ。

パピオXO-1 [CF MOTO] ストリートファイターの「STパピオ」から派生したレトロスポーツ仕様。パピオ=狒々(ヒヒ)のことで、ネーミングはモンキーを意識していると思われる。

エンジンは縦型を搭載。57×49.4mmのボアストロークはモンキー125よりもショートレシオだ。出力は9.5PSでグロムとモンキー125の中間で少し高回転型になる。

フロントにはモンキー125やグロムと同じ倒立フォークを装備。ブレーキは径210mmサイズに2ポットキャリパーを採用する。

リアまわりはモノサスに径190mmのディスクブレーキを採用。リアにもホイール回転センサーがあり、前後2チャンネルのABSを装備する。モンキー125は前1チャンネルだ。

タンクはインナータンク方式で容量は7L。グロムの6L、モンキー125の5.6Lよりも容量が多い。

シート表皮はブラウンで落ち着いた配色。二人乗りにも対応している。

アッパーカウルは、デュアルヘッドライトがインパクト大。まるでスズキのGSX-R750のような形状に車名のXOデザインは、ゲーム機のボタンをイメージしているという。

テールカウルは、CBR600RRのようなセンターアップマフラーがいい感じ。テールライトはNSR250RやCB400SFを意識したものだろう。

セパレートハンドルのコックピット。ホンダの4ミニシリーズにはセパハンモデルがなくぜひ出して欲しいところ。ここにもXOデザインがあり遊び心が感じられる。
PAPIO XO-1主要諸元(日本未発売モデル)
・全長×全幅×全高:1750×700×975mm
・ホイールベース:1214mm
・シート高:760mm
・車重:114kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒126cc
・最高出力:9.5PS/8250rpm
・最大トルク:0.93kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:7L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R12、R=130/70R12
・価格:9680元(約19万円)【1万680元(21万円)】
※【】はABS
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たった1ccオーバーでも軽二輪になるのに、中途半端な排気量で売れるのか?
でも高速乗れるって大きくない?
126てwと思ったけど日本での展開は考えてないんだろうね。
ところでテールカウルから下方に伸びる赤い線はなんだろう?ゴムひも???
こんにちは、私はWebike香港編集者のフランシスです。質問していただきありがとうございます。これらの赤い線は、仮の車両のナンバープレートを引き締めるもので、正式なライセンスプレートなしで道路を運転できるようになり、通常は試乗に使用されます
このバイクは日本でとても人気があるようです、この記事をご覧いただきありがとうございます
これが仮にモンキーの126ccとかならともかく、高速道路に乗れる最低排気量というメリットだけで、中国のわけのわからんバイクなんか買えねえけどね。
それならホンダの150ccのバイクを買うか、モンキー125を排気量アップししたほうが余程マシ。
ノーグローブでインプレってただその辺走っただけ?なめてんの?
125だったら勝負になったかも知れないが、126cc、9.5PSで軽二輪を買う人はかなりのもの好きか、ネタが欲しい一部の人だけになろそう。
もう50年も前になりますがホンダのCBシリーズにCB125と全く同じで高速道路走れるようにとCB135というモデルがありました。
その上にはこれも中途半端なCB175なんてモデルもあった。
車検必要な350クラスは金かかるし、250でも当時の高校生には高嶺の花。でも少しでも大きいのに乗りたい!
大きいのがいいこと(偉い⁈)と信じて疑わない懐かしい時代です。
国内メーカー
125cc未満
30万円以下
とかだったら
結構話題になるだろうなー