
スズキは2022年5月にインドで発売した新型V-STROM250SX(Vストローム250SX)」を国内で8月24日に発売する。価格は56万9800円で並列2気筒エンジンのVストローム250よりも7万7000円安く設定している。
油冷SOCSエンジンを採用した未舗装路対応車
スズキは、Vストローム250というツーリングモデルを2017年に発売しており、今回発売するVストローム250SXは、同じ排気量帯に2車種目のVストロームとなる。違いは車名に「SX(スポーツ・クロスオーバー)」をつけて、未舗装路対応としていることが大きい。
エンジンは水冷並列2気筒250ccのVストローム250に対して、SXはコンパクトな油冷単気筒250ccとして27kgも軽量に仕上げている。また、足まわりはVストローム250の前後17インチに対して、SXはフロント19インチホイールを採用し未舗装での安定性を高めている。
同じVストロームでも、オンロードツアラーと林道まで行動範囲を広げるVストローム250SXを用意し、セロー250の中でも高い販売比率を誇っていたツーリングセローのポジションを狙っているだろう。SXのリアキャリアは大型で5kgまでの積載重量を確保しているのだ。
SXのエンジンは単気筒SOHCながら最高出力26PSを発揮し、水冷並列2気筒のVストローム250の24PSを上回っている。気になるのは835mmと発表されたシート高で、Vストローム250よりも35mm高い。また、セロー250の830mmよりも数値以上に高い印象なので、実車に跨って確認したい。

V-STROM250SX [SUZUKI] モーターサイクルショーには展示されなかったグラススパークルブラックもカラーバリエーションにラインナップする。価格は56万9800円。

V-STROM250SX [SUZUKI] こちらのカラーはチャンピオンイエローNo.2。

V-STROM250SX [SUZUKI] こちらのカラーはパールブレイズオレンジ。

V-STROM250 [SUZUKI] 水冷並列2気筒エンジンを搭載したVストローム250。令和2年排ガス規制に対応し3月20日に2023年モデルが発売した。カラバリは4色で価格は64万6800円だ。
Vストローム250SX国内仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2180×880×1355mm
・ホイールベース:1440mm
・シート高:835mm
・車重:164kg
・エンジン:油冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 249cc
・最高出力:26PS/9300rpm
・最大トルク:2.2kg-m/7300rpm
・燃料タンク容量:12L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-19、R=140/70-17
・価格:56万9800円
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