チームHRCの2年連続ポールトゥウィンで幕を閉じた鈴鹿8耐。ここでは圧倒的強さを見せたCBR1000RR-Rではなく、ファクトリーチーム仕様のEM1e:をご紹介。

ファクトリー仕様だけあってカラーリングは秀逸

ライダーのちょっとした移動に使われるパドックバイクはチームカラーに塗られることが多く、電動バイクでは2011年にレプソルホンダ仕様のEV-neoがモトGPのパドックに現われたこともあった。それから10年以上の時を経て今度はEM1e:がCBR1000RR-Rカラーで鈴鹿8耐に登場した。

さすがにファクトリー仕様だけあってデザインが秀逸。「Team HRC with 日本郵便」のCBR1000RR-Rのカラーリングが、スクーターボディに違和感なく表現されておりインパクト大だ。残念ながらこのカラーは発売の予定はないが、面の広いEM1e:のボディで今後様々なコラボを期待したい。

EM1e: [HONDA] ホンダ初のパーソナル向け電動スクーター。50ccスクーターと同じ原付1種仕様で、バッテリーや充電器込みで29万9200円というプライスを実現した。発売日は8月24日。

後輪にコンパクトなインホイールモーターを採用し、フロントにはディスクブレーキを装備。マフラーはないがアクラポビッチのステッカーも貼り付けられている。

チームのゼッケンは33。ヘッドライト形状が全く異なっているがCBR1000RR-Rのアッパーカウルのカラーリングをきっちり再現している。

左から左からTeam HRCのチャビ・ビエルゲ選手、長島哲太選手、高橋巧選手。EM1e:はファクトリー仕様と言えども、坂の多い鈴鹿では登りがちょっとつらかったそうだ。

EV-neoのバッテリーは車載式だった

EM1e:以前は、ホンダはこれまで一貫して電動バイクを企業向けのリース販売としており、2010年末にEV-neoが登場している。こちらはモバイルパワーパックが開発される前のモデルで、バッテリーは車載式。シート下に充電器を収納できるようにしていた。

EV-neoも発売直後の2011年6月に、カタルニアGPでパドックバイクとして登場。当時エースだったケーシー・ストーナー選手やチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手がパドックの移動で使用した。

EV-neo(2011年) [HONDA] レプソルカラーを身に纏うモトGPのファクトリーチームカラーが施されたEV-neo。ケーシー・ストーナー選手は同年チャンピオンを獲得した。

EV-neoは30km/h定地走行で34kmに走行するのに対し、EM1e:は53kmに伸びている。ただし、充電時間は3.5→6時間とEM1e:が倍近くかかる。

EM1 e:(2023)主要諸元

・全長×全幅×全高:1795×680×1080mm
・ホイールベース:1300mm
・シート高:740mm
・車重:92kg
・原動機:交流同期電動機 0.58kW
・最高出力:1.7kW(2.3PS)/540rpm
・最大トルク:90Nm(9.2kg-m)/25rpm
・一充電走行距離:53.0km
・ブレーキ:F=ディスク、R=リーディングトレーディング
・タイヤ:F=90/90-12 44J、R=100/90-10 56J
・価格:29万9200円

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