画像は編集部で制作したCG

ホンダ自慢のスーパースポーツ、CBR1000RR-Rが2024年モデルで大幅アップデートを受けそうだという噂が飛び込んできた。最大のポイントは空力パッケージの見直しで、外装を一新、なんと大型ウイングレットを装備するという噂も出ているようだ!

情報提供元:月刊オートバイ2023年8月号(7月1日発売)
CG:宮窪伸治

空力面を改良してEICMAで登場か?

2022年の鈴鹿8耐で8年ぶりの優勝を果たしたCBR1000RR-R。218PSという並列4気筒トップの出力を武器に、ライバルのカワサキを寄せ付けない完璧な勝利を飾った。

そのCBRが5年目を迎える2024年に大幅なモデルチェンジとの噂があり、スタイルだけではなく、エンジンやシャーシまで全面的に改良が加えられるという。

注目は大型化された新しいウイングレットの採用などで外観の印象が従来型と大きく異なりそうなこと。発表は11月のミラノショーが順当だが、10月のジャパンモビリティショーでの発表にも期待だ。

新型CBR1000RR-R FIREBLADE [HONDA] 予想登場時期:2023年秋。※画像は編集部で制作したCG

CBR1000RR-R FIREBLADE(2023年) [HONDA] 5月16日の熊本製作所生産2000万台式典にRR-Rの新色が登場した。2024年カラーではなく式典専用色だ。

次なるターゲットはSBKのタイトル獲得

CBR1000RR-Rがデビューしたのは2020年。従来のRRにRを追加し、より強力なレースベース車として開発された。直4クラストップのパワーと電子制御をフル装備したのは、SBK(スーパーバイク世界選手権)でのタイ
トル獲得のためで、発売と同時にファクトリーチームの参戦を開始した。

ところが、シーズン4年目の現在に至るまで勝利に届いておらず、アップデートで戦闘力を高めることは必然なのだろう。当初のライバルはカワサキのZX-10RRだったが、2022年からドゥカティのパニガーレV4Rも圧倒的な強さを見せつけている。

これを食い止めるべく、エンジンにも改良が加えられ、最高出力だけでなく中間域のパワーも増強される可能性がある。合わせてウイングレットを大型化し、トラクションコントロールでのパワーカットをしないウイリー抑止効果も狙っているはずだ。

さらにシャーシまで改良される可能性もあり、目下テスト走行中といわれる新型RR-Rは、全方位での性能アップが期待できそうだ。

新型CBR1000RR-R FIREBLADE [HONDA] 予想登場時期:2023年秋。※画像は編集部で制作したCG

PANIGALE V4R [DUCATI] V型4気筒998ccのレース対応車がR。ユーロ5に準拠して2023年型は218PSとホンダと横並びになった。SBKでは3月から7連勝中。

M1000RR [BMW] CBR1000RR-Rと同じ並列4気筒エンジンで212PSを発揮するBMWのスーパースポーツ。Mブランドを2輪でも初めて展開した。

OBD2-2導入期限前にフルパワーを出し切る

CBR1000RR-Rがモデルチェンジするのは、2025~2026年に排ガス規制がより厳しくなることが決まっているからだ。現行規制で搭載が義務付けられているOBD 2のバージョンアップが必要で、OBD=車載式故障診断装置に追加の監視要件「触媒劣化」を盛り込む必要があるのだ。その前にパワーを出し切ると思われる。

RC213Vと同じボア×ストローク比を採用し、フィンガーフォロワーロッカーアームなどレース由来の技術をフル投入した。

排ガスを浄化する触媒の劣化を検知するためセンサーなどの追加が必要。写真はCBR400R。

赤がCBR1000RR-Rで緑がRR。新型は最高出力だけでなく中間域の増強で扱いやすく進化!?

新型CBR600RRもデビュー濃厚だが姿は変わらず!?

2024年モデルでは、CBR1000RR-Rだけでなく、ミドルSSのCBR600RRも新型の登場が予想されている。CBR600RRは2020年にフルモデルチェンジしてデビューしたが、日本国内では令和2年排ガス規制の影響で現在は生産が終了している。これが規制対応し、早ければ8月4~6日に開催される鈴鹿8耐でお披露目されるだろう。

CBR600RR [HONDA] 2010~2018年までモト2で使用された定評の並列4気筒エンジンを改良し、電子制御スロットルなどを搭載。新採用のウイングレットで空力性能も向上させた。

風洞実験で位置や形状、角度を検証して開発されたウイングレットを装着。

シリンダーヘッドを新作し冷却水の容積を拡大。レースでの高回転化に対応。

Ninja ZX-6R [KAWASAKI] カワサキは6月に海外で新型ZX-6Rを発表。主に外観を変更しZX-10Rイメージに近づけた。

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