グレートブリテン島とアイルランド島の間に位置するマン島では、1907年から公道バイクレースが開催されている。このマン島TTレジェンドとして君臨するジョン・マクギネス選手が、100回目のスタートを果たした記念車が限定30台で発売された。
公道で平均211km/hを記録したマグギネスレプリカ
2022年は、CBR1000RR-Rの前身であるCBR900RRがデビューして30周年にあたる年だった。これを記念して、初代カラーを再現したCBR1000RR-R SP 30周年記念車が発売されたのは記憶に新しい。そして、もう一台の30周年記念車が英国で発売されていたのはご存じだろうか。
それが、「CBR1000RR-R Fireblade SP celebrating TT legend John McGuinness’s 100th TT start」というモデルで、マン島TTのレジェンドライダーであるジョン・マクギネス選手の100回目のスタートを記念するCBR1000RR-R SPだ。2022年11月の英国モーターサイクルライブで発表され、30周年にちなんだ30台限定で注文を受け付けたのだ。
速攻で完売したと伝えられるマクギネスレプリカが、2023年のマン島TTレースを終え、7月12日に納車式を迎えた。アイルランドのラウスにあるホンダレーシングセンターに17名のオーナーが集まり、ジョン・マクギネス選手から直接納車されるという幸運に恵まれた。
カラーリングは2022年にジョン・マクギネスがマン島TTに参戦した際のカラーを忠実に再現しているが、これはCBR1000RR-R SP 30周年車のグラフィックをベースに金と赤に変更したもの。フロントフェンダーはホンダ純正のカーボン製を採用し、マフラーに30周年のレーザーマーキングが施されている。

CBR1000RR-R SP [HONDA] ジョン・マクギネス選手が自ら跨っているのが30周年車をベースに製作されたマン島TT100スタート記念車。30台のみの幻の30周年車だ。

2022年にマン島TTに参戦したジョン・マクギネス選手のカラーリングをベースにしている。2023年はグランプリレッドのカラーで参戦しシニアTTで3位、平均時速131.183マイル(約211km/h)を記録した。

HRCセンターに届けられたマグギネスレプリカ。価格は3万ポンド(約547万円)で、CBR1000RRーR SP 30周年車の国内価格283万8000円よりかなり高い。

現地で車両を受け取ったオーナーは、一様にジョン・マクギネス選手とファイアーブレードのファン。マクギネス選手は108回のうち80回のスタートをホンダ車で果たしているのだ。
2022年型CBR1000RRファイアーブレードSP 30th アニバーサリー主要諸元(参考)
・全長×全幅×全高:2100×745×1140mm
・ホイールベース:1460mm
・シート高:830mm
・車重:201kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc
・最高出力:218PS/14500rpm
・最大トルク:11.5kg-m/12500rpm
・燃料タンク容量:16L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=200/55ZR17
・価格:283万8000円

CBR1000RR-R SP(左) [HONDA] 1992年に発売された初代CBR900RRファイアブレードのカラーリングを纏ったRR-R SP 30周年車。これがマグギネスレプリカのベースになっている。
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