こんにちは! モータースポーツ総合エンターテイナーを名乗ってる濱原颯道です! 今回は7月15日に発売されるカワサキのZX-4RとZX-4RRの試乗会に参加しました。スポーツタイプのRRを千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイでしっかり乗ってきました。

4気筒400ccをこのタイミングで出してきたカワサキは凄い!

まず最初に僕が言いたいことは、「4気筒400ccをこのタイミングで出してきたカワサキは凄い!」です。ZX-25Rが出た頃から400も出ると聞いていたので「待ってました!」って思いました。

そして乗った感想はというと、とにかく音がいい。そして確かに77psのパワーを感じられます。最近のバイクでここまで音がいい400cc以下のバイクは見かけませんでした(25Rは250ccなため甲高過ぎて音の太さ感が少し物足りないと思ってました)。

突き抜けるエキゾーストノート、タコメーターのレッドゾーンに近づいても回る勢いは止まらずきっちり1万6000rpmまで回る。こういうのって乗ってる人の気持ちを奮い立たせるんですよね。このバイクに乗った多くの人は「これだよこれ!面白い!」って感じると思います。

エンジンの特性はというと、4気筒の特性から中間から高回転域が得意なバイクかなって印象でした。「じゃあストリートでビギナーが乗ったらトルクが無くピーキーで乗りにくい?」って気になる人もいると思いますがそこは安心して下さい。

エンストするような低速の薄さじゃないのと、その回転域は扱いやすく感じました。最近のバイクって燃費を凄く気にしすぎて燃調が全体的に薄くスロットル操作が難しいバイクが多いのですが、そんな印象はなかったです。

開発の方達ともお話ししたのですが、400ccでこの馬力が出ていても「まだまだ余裕です」と言ってました。乗っててもエンジンの余力を感じます。吸排気やFIを調整したら90馬力は全然越えちゃいそうです。そのくらいのポテンシャルを感じました。

Ninja ZX-4RR [KAWASAKI] CB400SFが生産終了になったタイミングでカワサキがブランニューとしてリリースしたZX-4RR。77PSの最高出力はラムエア過給で80PSに達します。

パワーがあるだけじゃなく、電子制御がとても優秀

そしてオートシフター。今回のは基本的にストリートで乗る状態だったので確実にギアが入るように少し点火カットを長くしてあるそうです。でも、街中で乗る分には全く気にならないと思います。むしろギアが甘噛みして3速と4速の間にたまにあるような幻のニュートラルに入りにくくて良いと思いました。

そして感動したオートブリッパー。これって本当に便利なアイテムなんですけど便利だからこそ初期設定が難しくて、出荷時で僕が満足いくバイクはあまり見かけたことないです。膝擦りながらコーナー曲がってる時にオートブリッパーに任せてシフトダウンしてもとてもスムーズ。多少はエンジンブレーキでバイクに挙動が出るかなーって不安だったのですが「え? JSBマシンでもなかなか出来ないよ」って思いました。

そしてその後のエンジンブレーキも凄く適正。どのくらい適正かというとリアブレーキで後ろタイヤを引っ張るみたいな操作をしなくていいくらいです。自称エンジンブレーキに日本一うるさい僕なのですが、これは感動しました。

さらに、電子制御スロットルも良かったです。ちょっとマニアックな話になりますが、スロットル開度が0〜2%とかって普通の人は一瞬で通り過ぎる領域で「3%より下は0%にしちゃえ」みたいなバイクがあるんですよ、たまに。

そう言ったバイクって長いコーナーでゆっくりスロットルを戻す時に最後戻し切る時にエンジンブレーキが「バツッ」と効いてしまってバイクに挙動が出るんです。これって雨とかストリートのようなグリップの低いところでこの現象が起きると、僕としては我慢の限界になります(笑)。でもZX-4RRは緻密でした。

走行を終えてZX-4RR開発者の方々ともお話ができました。

倒立フォークにダブルディスクはサーキットで武器

そして僕にとって肝心なシャーシの話。最近僕はよく海外でNinja400に乗るんですよ。Ninja250と同じフレームでパラツインの400ccです。このバイクって正立フォークのシングルディスクであまり止まりません。でも、ZX-4RRは倒立フォークのダブルディスク。比較にならないくらいにこっちの方がフィーリングが好みです。

どんどん前まわりに負荷をかけて行っても破綻しないのはサーキットでは有り難いですよね。フロントサスペンションはSHOWAのSFF-BPというものがついてます。僕の記憶が間違ってなければこのサスでプリロードアジャスターがついてるのは珍しいんじゃないかな? って思いました。プリロードアジャスターはバイクの姿勢の全てを握ってるので最初からついているのはとても有難いです。

リアサスペンションはRとRRで若干違います。RRの方がいいサスが付いています。値段差を考えても僕ならRR一択ですね。まあこれはサーキットで使う前提の話なのでRモデルのフレームスライダーなどのオプションがついた方が好ましい方にはRをおすすめします。

タイヤサイズは幅がフロント120のリアは160です。最近のミドルバイクは大半がフロント110のリアが140が多く、前後とも正直頼りないです。なので幅120/160というタイヤサイズは1番いいバランスだと思ってます。

フロントフォークはZX-25Rのセッティング違いですが、ダブルディスクの制動力をしっかり支えてくれます。

ZX-4RRのBFRC-liteはRと異なるフルアジャスタブルサスを採用しています。2本目の走行でダンパーを固めてもらったらかなり走りやすくなりました。

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