2023年7月13~16日開催の英国グッドウッドフェスティバルでXSR900 DB40プロトタイプが初登場した。初日の7月13日は、英国人元レーサーのニール・マッケンジー氏がライディングし、往年のYZR500にインスパイアされたカウル付きスタイルをお披露目した。

DB40=デルタボックスフレームの40周年を祝うカスタム

ニール・マッケンジー氏は、1989年にマールボロヤマハチームに所属した元グランプリライダー。XSR900 DB40プロトタイプをライディングし、訪れた観客にその姿を披露した。

ヤマハは、1982年のYZR500(OW61)にアルミ製のデルタボックスフレームを初めて採用し、新たなテクノロジーの導入に成功。デルタボックスはすぐに市販車でも使われることになり、40年経った現在でもデルタボックスフレームのモデルが販売されている。

XSR900をベースにしたXSR900 DB40プロトタイプは、デルタボックスフレームの40周年を記念して製作されたもの。現行XSR900のアルミダイキャストフレームは、ボックス構造ではないが側面から見るとヘッドパイプとスイングアームピボットを結ぶ三角形(デルタ)で形成されており、デルタボックススタイルの最新仕様を採用しているのだ。

ヤマハは5月末に、Bike Shed Motorcycle Show(バイクシェッドモトショー)で、XSR900ヤードビルトフォーグッドを公開しており、XSR900 DB40プロトタイプはそれに続く2作目のカウル付きカスタムになる。これらが、YZF-R9の呼び水になるかは不明だが、並列3気筒スーパースポーツの登場を予感させるカスタムなのは間違いない。

XSR900 DB40 Prototype [YAMAHA] フレームをアルミ地のカラーにして目立たせた上にYZR風のハーフカウルを装着したXSR900。

STDのアップタイプのパイプハンドルから低くマウントされたセパレートハンドルに換装し、ライディングポジションをスポーティにしている。

アッパーカウルは往年のYZR/TZR風にナックルガードが別体で取り付けられたスタイルに。センターにはヘッドライト風にダクトが設けられている。

ニールマッケンジー氏のライディング。地元英国のライダーで1990年代前半もヤマハのマシンでグランプリに参戦していた。

YZR500 OW61(1982年) [YAMAHA] WGP500でデルタボックスフレームにつながるアルミフレームを採用したモデル。フレームの表面仕上げがXSR900 DB40プロトタイプに似ている。

XSR900レーサーアクセサリーも用意された

英国で開催されたBike Shed Motorcycle Show(バイクシェッドモトショー)には、ヤマハが、2022年10月から欧州で制作記を公開してきたXSR900カスタムもついに完成し、会場でお披露目された。他にも、XSR900用ビキニカウルをレーサーアクセサリーとして発表し、XSR900のスポーツイメージを高めている。

XSR900 YARD BUILT FOR GOOD [YAMAHA] XSR900のフルカウルカスタムはきれいな水を必要とする地域へ提供するWaves for Waterプログラムの資金を集めるために製作された。

XSR900 YARD BUILT FOR GOODは、外装はカーボンで制作されており、Rotobox ホイールも完全にカーボン製としている。ハンドルもセパレートハンドルでスポーツイメージを強調している。

TZシリーズ50周年などヤマハのレーサーのオマージュとして製作されたXSR900用ビキニカウルは、日本でもモーターサイクルショーで発表されたものだ。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    発売熱望期待しています♪

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