サーフィンの聖地としても知られるフランス・ビアリッツで行われている、バイクとサーフィン、ライフスタイルの祭典「Wheels and Waves」。第12回となる今年も6月21日から6月25日まで開催中だ。
この祭典にホンダは125ccモデルのカスタムマシンを7台展示。日本のライダーにもおなじみ、モンキー125・ダックス125・グロムの3モデルが、それぞれ7か国のアーティストの手により、強烈に個性的なマシンに生まれ変わった!
今回はその中の1台、ドイツ発の「Manjushage」を紹介する。
ボーンチャイナのようなテイストのカフェレーサー
ドイツで活動するアーティスト・ラナ(Instagram@lanaarts23)がデザインし、フランクフルトのマクシミリアン ゼスがカスタムした「Manjushage」は、コンドルハンドルにYSSのショック、ヨシムラサイレンサーを装備。スポーティーな雰囲気に仕上げられた1台だ。しかし、やはり目を惹くのはタンクとフェンダーに大きくペイントされた曼珠沙華(彼岸花)。パールホワイトのボディカラーから浮かび上がるように描かれた純和風のモチーフで、このモンキーは世界のどこにもない1台へ変貌している。クワガタムシやアゲハ蝶といった写実的なイラストも施されており、和風テイストながらどこかアヤシイ、白磁のような美しさを放つマシンだ。
Manjushage
アーティスト:ラナ & マクシミリアン ゼス(ドイツ)
ラナは、YoutubeやInstagramといったSNSでもよく知られたスーパーリアリズムのアーティスト。普段の作品は鉛筆画を主として発表している。
「曼珠沙華を描くことにしたのは、その赤いモノクロームの見た目がとても気に入ったからです。曼珠沙華は日本でもよく見られる植物で、ホンダのルーツとも関係がありますから。曼殊沙華の赤色がホンダの赤い色を美しく引き立ててくれました。それから昆虫を表現するのが好きなので、自分の絵にもいくつか昆虫を含めています」(意訳)
Wheels and Wavesとは?
「Wheels And Waves(ホイールス・アンド・ウェーブス)」は2012年から南フランスのビアリッツで開催されている、サーフィンとカスタムバイク、そしてライフスタイルをテーマとしたイベントだ。2023年の開催は6月21日から6月25日の4日間で、サーフィンやスケートボードの競技、バイクによるスプリントレースやフラットトラックレースが大々的に行われ、ファッションやアート関連の出展も盛り上がり、流行の発信地としても注目されている。
Wheels and Waves
https://wheels-and-waves.com/(海外サイト)
情報提供元 [ Honda EU(海外サイト) ]
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