
サーフィンの聖地としても知られるフランス・ビアリッツで行われている、バイクとサーフィン、ライフスタイルの祭典「Wheels and Waves」。第12回となる今年も6月21日から6月25日まで開催中だ。
この祭典にホンダは125ccモデルのカスタムマシンを7台展示。日本のライダーにもおなじみ、モンキー125・ダックス125・グロムの3モデルが、それぞれ7か国のアーティストの手により、強烈に個性的なマシンに生まれ変わった!
今回はその中の1台、ポルトガル発の「Furiosa」を紹介する。
『マッドマックス』『タンクガール』の世界観を立体化
ポルトガルのアーティストであるタマラ・アルベス(Instagram@tamara_aalves)と、ビルダー「アート・オン・ホイールズ・ガレージ(Instagram@artonwheelsgarage)」によって作り出された「Furiosa」は、まだ挑戦者の少ないダックス125ベースのラットスタイルカスタムだ。機能部品はほとんど変更されていないものの、オリジナルの金網風ブレーキカバーやエンジンガード、メーターステーといったパーツが個性を激しく主張。タイヤもビッグサイズのブロックタイヤに換装され、フレーム全体には赤錆び色のペイントが施されている。
それだけだとハード過ぎる印象になり得るところ、スタンダードのままのエンブレムやチェック柄のシートによって、強さの中にもかわいらしさが覗くキャラクターを形成した。それを表すのがサイドに手書きされたオオカミのロゴで、Instagramで公開されているムービーでも印象的に使用されている。
Furiosa
アーティスト:タマラ・アルヴェス&アート・オン・ホイールズ・ガレージ(ポルトガル)
タマラ・アルヴェスは、ストリートの美学やシティカルチャーにインスピレーションを受けた作品を専門としている。彼の作品は、私たちの本能が私たちを定義するという考えとともに、強い感覚の原始的な活力に基づくものだ。
「私はこのダックス125を製作するにあたって、映画『マッドマックス』とコミック『タンクガール』の世界にインスピレーションを受けました。それぞれのカスタムパーツは慎重に選択されていますが、最も顕著なキャラクターはオオカミをモチーフとしたペイントです。彼の存在は、強さ、独立心、そして行く道を征服するという激しい決意を象徴しています...」(意訳)
Wheels and Wavesとは?
「Wheels And Waves(ホイールス・アンド・ウェーブス)」は2012年から南フランスのビアリッツで開催されている、サーフィンとカスタムバイク、そしてライフスタイルをテーマとしたイベントだ。2023年の開催は6月21日から6月25日の4日間で、サーフィンやスケートボードの競技、バイクによるスプリントレースやフラットトラックレースが大々的に行われ、ファッションやアート関連の出展も盛り上がり、流行の発信地としても注目されている。
Wheels and Waves
https://wheels-and-waves.com/(海外サイト)
情報提供元 [ Honda EU(海外サイト) ]
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