6月20~21日、ホンダがCL250の試乗会を開催した。5年連続ベストセラーを誇るレブル250をベースとするだけに販売動向に注目が集まっていたが、発売1か月で計画台数7000台の半分の受注に達した。

受注の半分が30代以下、トラッカーブームの40代もターゲットだ

ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)によると、CL250が5月18日の発売から1か月で3500台の受注に達した。国内の販売計画台数は7000台なので半分をクリア。年代構成は30代以下が半分を占めており、他のモデルに比べて若いライダーが占める割合が多いという。

比較すると大型二輪免許のCL500は計画数1500台のうち750台の受注に達しているが、40代以上のライダーが7割を占めておりCL250よりも年齢層が高い。CL250は、レブル250の1万1000円高に価格を抑えて若者層をターゲットにした効果が現れていると言えるだろう。

ただし、30代以下が6~7割を占めているレブル250と比べるとCL250の年齢層は少し高めだ。理由としては、シート高がレブル250の690mmに対して790mmと高められており、初心者や体格によってCL250はハードルが高くなってしまうためだと考えられる。

意外なことに、CL250は2000年代のトラッカーブームを経験した40代のリターンも狙っており、現状の年代構成は「想定通り」(HMJ営業担当)だという。木村拓哉さんから発生した大ブームを経験した世代が、CL250でどのようなライフスタイルを生み出すのかも注目したい。

CL250 [HONDA] 62万1500円で発売されたCL250とHMJ営業担当の和泉貴士氏。人気色はグレーで「カタログカラー以外の色が人気になるケースは珍しい」と語る。

FTR(2000年) [HONDA] 木村拓哉さんのトラッカー改TW200がブームとなり“ティーダバー”と呼ばれた。FTRはこれに対抗し急遽発売。CL250は当時のライダーもターゲットしている。

TW200E(1998年) [YAMAHA] 1996年頃から20歳前後のユーザーからの人気が急上昇し、1998年にはカスタムの潮流だった丸ライトと小型ウインカーを装備した「E」を追加した。

TW200は、1998~2000年まで3年連続のベストセラーを獲得。1987年のデビューから遅咲きだったが、ストリートファッションという当初とは別の需要でブレイクしたのだ。

試乗した谷田貝洋曉さんは「低回転から扱いやすくてとても乗りやすい。フラットダートもよく走る!」とファーストインプレッションを語った。詳細な試乗記は後日掲載。

ホンダCL250主要諸元

・全長×全幅×全高:2175×830×1135mm
・ホイールベース:1485mm
・シート高:790mm
・車重:172kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 249cc
・最高出力:24PS/8500rpm
・最大トルク:2.3㎏f-m/6250rpm
・燃料タンク容量:12L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/80R19、R=150/70R17
・価格:62万1500円

CL250 [HONDA] 1962年にホンダ初の本格的オフロードモデルとしてデビューしたCL72の名を冠した新作。ベストセラー車「レブル250」をベースに開発された。

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