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GSX-8S(775cc)
オーナー:AGODRIVEさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはスズキ「GSX-8S」、オーナーは「AGODRIVE」さんです。
2022年秋のミラノショーで発表されたGSX-8S。ヘッドライトはGSX-S1000と同じ縦置き2段のLEDでよく似ていますが、新設計の775cc水冷並列2気筒エンジンを搭載し、スマートでシャープな印象を強めたネイキッドスポーツ。驚くべきはこのエンジン、量産車初の試みであるクロスバランサーを採用し、同クラスのエンジンに比べて軽量かつコンパクトな設計を実現。これが細身なGSX-8Sの印象を強めている大事なファクターなのです。クイックシフターやS.I.R.S(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)も搭載し、電子制御もバッチリ。リッタークラスと張り合える装備を整えています。
とはいえ、そんなGSX-8Sもいまだ発売されたばかり。実際の乗り味がどうなのか気になるところで、今回紹介するAGODRIVEさんのインプレッションは、興味を持っているユーザーにとってとても役立ちそうな情報となっています。なにせ、AGODRIVEさんの前愛車はKATANA。スズキが誇るリッタースポーツと比べてどうなの? というところですが、「400cc並みに軽快」で「寝れば寝るほど安定感が出てくる」という、コーナリング性能への高い信頼を投稿してもらえました。細身のスタイルはKATANAやGSX-S1000に比べるとやや頼りなさげながら、アクセルを開ければ「やっぱり大型なんだなあ」という実感が持てるパワーを発揮。KATANAと比べても気に入ることができるポテンシャルを秘めているようです。
カスタムに関してはサイレンサーが分離していないことで、マフラーはフルエキにするほかなく、まだまだ選択肢は少ない状態。また積載能力にも難ありといったところで、この点は今後のアフターパーツの充実も期待したいところですね。

峠での休憩シーンがよく似合うAGODRIVEさんのGSX-8S。コンパクトで楽しい旋回性のモデルだからこそ、日本の峠で気楽にエンジョイできます!

こちらはマーキーさんのGSX-8S。ツーリングバッグを工夫して積載し、ロングツアラーとしても使えるようにカスタム。ショートタイプのサイレンサーは純正です。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
新型katanaが10万kmを超えたので次の車両を探していた。候補は8SとMT-07。
新型katanaより軽くて振り回せる万能ネイキッドが欲しかった。新型katanaのルックスはとても気に入っていたがいかんせん150馬力なんか扱えん。
8Sの展示車両を見に行ったところ驚愕の下取り価格を提示されほぼ即決。
■長所
ハンドリングは400cc並に軽快。軽快だが寝れば寝るほど安定感が出てくるタイプ。パワーモード(?)によって印象が変わるがAモードだと暴れるフロントを押さえつけてコーナーを脱出する感じでとても楽しい。アクセルを開けば軽いハンドリングに反して「やっぱり大型なんだなあ」と実感できる。
■短所
不満というほどでもないが回転数と音量と振動が連動しておらず、気が付くとえらい速度が出ている。V4のフィーリングに近いかも。
キャンプ用シートバッグをどう載せるか悩ましい。
スズキ車全般に言えるが純正ミラーがダサい。
クイックシフターはフル加速中はショックレスだが車の流れに乗るような加減速ではクラッチやブリッピングを補助してやらないとギクシャクしがち。
■今後のカスタムプラン
フルエキ(エキパイからマフラーエンドまで一体なのでスリップオンという選択肢がない)
グラブバー(積載用)
フェンダーレス
ミラー
ENG二次カバー
GSX-8Sのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度 3.93
評価人数: 17人
新車平均価格:111.62万円
中古車平均価格: - 万円
GSX-8S(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2115×775×1105mm
・ホイールベース:1465mm
・シート高:810mm
・車重:202kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 775cc
・最高出力:80PS/8500rpm
・最大トルク:7.7㎏-m/6800rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:106万7000円
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