ホンダの新事業創出プログラムから生まれたベンチャー企業「ストリーモ」のStriemo(ストリーモ)が、特定小型原動機付自転車の保安基準に適合したことが発表された。

リア2輪の3輪なので安定感が高そう

ストリーモは歩行速度から自転車程度の速度まで、安定した走行を可能にした3輪の電動キックボード。この度、2023年7月1日から施行される特定小型原動機付自転車(電動キックボードなど)の交通方法等に関する規定に対応し、認定を受けたことが発表された。

16歳以上であれば免許とヘルメット不要で乗ることができるため注目されている特定小型原付として、ストリーモは量産体制に入っており、間もなく発売に関する情報も発信されるだろう。当初発表された価格は26万円で1充電で30km走行可能と公表されている。

ストリーモが提唱するのは、価値のある新しい移動体験。法整備が実現し、かつてホンダが目指したクルマにバイクを積んでレジャーに活用する“6輪生活”が定着するきっかけになるかも知れない。従来の原付1種とは異なる移動手段が、今後どう活用されていくのか注目が集まる。

Striemo [STRIEMO] 特定小型原付として認定を受けた3輪のキックボード。ジャイロXのように前側が傾くように設計されている。車重は20kgで折り畳みも可能だ。

ステム部分にはバッテリーが内蔵されており、このように根本から折りたたむことができるので、屋内や車内でも場所をとらないよう配慮されている。

ストリーモ主要諸元

・全長×全幅×全高:1090×480×1180mm
・車重:20kg
・最高速度:25km/h
・走行モード:1) 6km/h、2) 15km/h、3) 25km/h
・航続距離:30km(郊外実測値)
・充電時間:約3.5時間
・価格:26万円

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