
新型Vストローム1050XT、乗り換えて本当に良かったです!
こんにちは!ウェビックスタッフの銀です。今回は7月に納車したVストローム1050XTについて、北海道ツーリングも含めて約4000キロほど走行しましたので、改めて印象をレポートしたいと思います。
Vストローム1050XTを買うまでは、Vストローム650を所有していましたが、新型Vストローム1050XTに試乗してその性能に感激。すぐさま乗り換えてしまいました。使用用途としてはほぼツーリングで、9月には妻とタンデムで北海道にも行ってきました。
結論から先に言いますと、新型Vストローム1050XTに乗り換えて本当に良かったです。仕事柄、色々なバイクに接していますが、オンロード系ツーリングビックバイクというジャンル?の中では、2020年の現時点でベストな一台です。高速道路もそこそこ走るし、ワインディングも結構好きで、荷物も積めて、たまにタンデムもする。林道は行ってみたいけど、オフロードはほぼ走らない、というバイクライフを送っている方には、ベストバイと言えるバイクだと思います。
良いポイントを紹介!
Vストローム1050XTの何がそんなに良いの?って話ですが、実際に4000キロ走った上で、いくつかポイントを整理しました。ちなみに、デザインや外観は好みが別れる部分だと思いますので、機能面だけに絞ります。
1.エンジンマネジメントが完璧
2.前後連動ブレーキが優秀すぎる
3.クルーズコントロール万歳!
4.クラッチ軽い!
5.ローRPMアシスト最高
1.エンジンマネジメントですが、ちょっと前のバイクによくあった、ギクシャク感が皆無です。以前私が所有していた同じスズキのGSX-S1000Fは、スロットルを戻した際のギクシャクがきつく、ECUセッティングで調整しました。新型Vストロームは4000キロ走った今も、その不満が一切ありません。
2.前後連動ブレーキは6軸センサーからの情報をもとに、前後のブレーキ配分を最適化してくれるのですが、特に下り坂のワインディングやタンデム時のブレーキングで、各段に走りやすくなります。具体的には、フロントの沈み込みが適度に抑えられます。何も知らないと、運転が上手くなったように錯覚するかもしれません。
3.クルーズコントロールは、高速道路で右腕をアクセルから離せるというのがこんなに身体と気持ちを楽にしてくれるのか、と改めて実感します。高速のクルージングにはもはや必須機能ですね。
4.クラッチですが、リッターバイクはクラッチが重いとロングツーリングが辛くなります。Vストローム1050のクラッチは非常に軽く、ロングツーリングで連日バイクに乗っても、疲れにくいと思います。
5.ローRPMアシストは、GSX-S1000シリーズからスズキのビックバイクに搭載されている地味な機能ですが、バイクをフレンドリーにしてくれるとても優れた機能です。他社のバイクに乗ったとき、このローRPMアシストにいつも自分が助けられている、と実感します。
ちょっと気になるところも
良いところばかり並べてもどうかと思いますので、ちょっと気になる点もまとめてみます。
1.右足が熱い
乗った当初から気になりますが、エキパイの配置の問題で、停車時に右足が熱いです。これは停車時に左足をつくようにして対処しています。
2.重心が高く、グラッときやすい。
ホンダのCRF1100Lアフリカツインと比較すると顕著ですが、重量バランスの問題なのか、Vストロームは低速時にグラッとくる感覚があります。普段流して乗っている時は気になりませんが、停止直前などは注意が必要です。
3.引き起こしが重い
これもアフリカツインと比較すると明らか。サイドスタンドの停止状態からの引き起こしは、明らかにVストローム1050のほうが重いです。力をかけるポイントのせいなのか、構造的な問題なのか、それなりに力が必要だと思います。
旅を楽しむならVストローム1050XT!
Vストローム1050はポジションが先代よりコンパクトで足つきも良くなってはいますが、やはりリッタークラスのアドベンチャーバイク。シート高850mmに車重も247kgと、堂々たるバイクです。それなりにバイクに慣れていないと、サイズ感で厳しく思ってしまうかもしれません。
ですが、その車格が走りに余裕を生むのもまた事実。多少の荒れた路面もいなしてくれますし、タンデムでも余裕の走行性能です。Vストローム1050は、旅を楽しむ本格派ライダーに向けた、日本が誇るツーリングバイクです。
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