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GSX-S1000GT(998cc)
オーナー:Normanさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはスズキ「GSX-S1000GT」、オーナーは「Norman」さんです。
2021年に発売されたスポーツツアラー「GSX-S1000GT」は、その名の通りストリートファイター「GSX-S1000」をツーリングマシンに最適化したモデル。「GT」とは「Grand Tourer(グランドツアラー)」の略称であって、高い空力性能のカウルやスズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)、ETC2.0車載器の標準採用といった、ロングツーリングに特化した機能をを充実させています。それでいてスポーツマシン譲りの150PS/11000rpmの出力を発揮する直4エンジンを持ち、運動性能もピカイチ。
とはいえリッタークラスのツアラーモデルの例に漏れず、大きくて厳ついのは仕方ないところ。初心者ライダーでは「こんなの乗りこなせるだろうか……?」と心配になり、カッコイイけど手が出せないという人もいるかもしれません。
しかし、Normanさんは初めての大型バイクにこのマシンを選びました。同クラスのモデルを乗り比べた結果、一番乗りやすいと感じたのがGSX-S1000GTだったとのこと。もちろん「エンジンが熱い」「重たい」といった大型バイクにありがちな不満も感じつつ、トータルでの使いやすさと乗りやすさには大満足な様子。モード設定やポジションについてもコメントをしてくれており、GSX-S1000GTに興味のあるライダーにとって、とても貴重なインプレッションになりました。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
初めての大型バイクです。用途は高速を含めたツーリングで、箱根などのワイディングにも行っています。購入前にはNinja1000やカタナなどにレンタルや試乗しました。結局これが一番乗りやすいと思ったので購入。用途とは微妙に違いますが2人乗りはしません。
■長所
エンジンの音が良い。操縦性のバランスが良いと思う。乗車姿勢はネイキッドではやや前傾だけど慣れの問題。パニアを付けたので積載性UP。ハイスクリーンを付けたので高速も走りやすい。クイックシフトは慣れると使いやすく、クルコンも高速巡行では楽ちん。攻めたりしないのでモードはB、トラクションは4でほぼ固定です。
■短所
エンジンが熱い。(仕方ないですが) 夏でも内側に皮のついたパンツを履かないと火傷すると思います。 あとmySPINというアプリ連携が使えない(使いにくい)。myspin無しでもスマホとインカムで何とかなっています。 重たいので立ちごけすると一人で起こせない場合がある。(パニアを付けた後は持ちにくくなってさらに) タンク容量がもう少し大きいと良い。(燃費はこんなものかな)
■これから買う人へのアドバイス
メンテはお店にお任せ(自分は機械音痴)で、保険やJAFに入っているので維持・故障についてはアドバイスできません。購入後もいろいろなバイクをレンタルや試乗していますが、GTとしては結局このバイクが一番乗り易いことが確認できたというオチです。あとは好みの問題だと思います。また、GTなので街乗り主体の用途には向きません(デカすぎる)。
GSX-S1000GTのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度 3.73
評価人数: 113人
新車平均価格:165.11万円
中古車平均価格:149.74万円
GSX-S1000GT(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2410×825×1215mm
・ホイールベース:1460mm
・シート高:780mm
・車重:226kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC 998cc
・最高出力:150PS/11000rpm
・最大トルク:10.7kgf-m/9250rpm
・燃料タンク容量:19.0L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=油圧式ダブルディスク、R=油圧式ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=190/50ZR17
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