CB750ホーネットの登場で復活したホンダの名シリーズに新型が追加投入されそうだ。その名もCB1000ホーネット。CBR1000RRベースのストリートファイターがついに登場か!?
情報提供元:月刊オートバイ2023年6月号(5月1日発売)
CG:宮窪伸治
CBR1000RRの血を引くファイター誕生
2018年に登場したCB1000Rが、2024年にフルモデルチェンジするとの噂が欧州で流れている。新型は2017年型CBR1000RRベースの本格ストリートファイターになる模様で、従来のネオスポーツカフェから路線変更となりそうだ。
欧州では、ネイキッドでもパフォーマンスを重視する傾向が強く、新型は走りを極めたストリートファイターに生まれ変わるだろう。ネーミングはCB750に続くCB1000ホーネットになると予想され、復活した「ホーネット」ブランドの第二弾となる模様。
2024年には日本でも発売される可能性も高そうだ。
エンジンもパワーアップして真のストリートファイターへ
欧州で登場したストリートファイターのCB1000Rは、初代こそ国内では販売されなかったが、2018年にCB1000R(SC80型)がカフェレーサースタイルに刷新され、日本や各国で発売された。また、SC80をベースに、2020年には日本のユーザーが好むネオクラシックスタイルのCB-Fコンセプトも提案され、CBファンの期待を集めたのは記憶に新しい。
噂になっているCB1000ホーネットは実質的にCB1000Rの後継機種となる模様で、ストリートファイターに原点回帰、2023年にデビューしたCB750ホーネットとともにシリーズ化される見通しだ。
さらに、今回から中身を2017年型CBR1000RR(SC77型)ベースとして、パフォーマンスも従来のCB1000Rから大幅にアップデートされるようだ。
SC77は192PSを発揮していたのでパワーは十分。また、IMUを活用したトラクションコントロールなど電子制御も充実しており、強力なライバルをしのぐポテンシャルアップに期待だ。
ウイングレットを採用する“本気仕様”
2017年型CBR1000RRをベースにすると思われるCB1000ホーネットは、さらなるパフォーマンスアップアップを追求するためか、スーパースポーツに準じるウイングレットの特許も出願されている。ウイングレットはハイパワーバイクがウイリーを抑制するために装着するもので、CB1000ホーネットのコンセプトを示唆するものだろう。
ウイング付きのNKは強力なライバル揃い
欧州では、ハイパフォーマンスなスーパースポーツをベースにしたストリートファイターが定着している。その代表格がドゥカティのストリートファイターV4で、ネイキッドながら208PSを発揮しウイングレットは左右で4枚も装備しているのだ。
これに対抗するBMWは、2023年にネイキッドにも「M」の名を冠したM 1000 Rをラインナップし210 PSを叩き出す。CB 1000ホーネットは、これらライバルにどう対抗するのか注目だ。
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