ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、カワサキ「Ninja ZX-14R」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけカワサキ「Ninja ZX-14R」ってこういうバイク!!
日本のバイク史のあけぼのは戦後、1950年代に入ってから。国内4メーカーが生まれ、60年に渡って切磋琢磨してきたが常に“最速”という称号をかけて争ってきた経緯があります。つまり“高い速度が出る”=“高性能”というわけですが、1990年台には、いよいよ“夢の時速300km”に到達すべく、カワサキ、スズキ、ホンダの開発合戦が勃発。“最速”というキーワードに強いこだわりを持つカワサキが、世界最速の称号を得るべく開発したのがZZR1100(ZX-11)でした。
今回紹介するNinja ZX-14Rは名前こそ違っていますが、このZZR1100の後継モデルです。ちなみにZZR1100系のモデルは、北米市場ではNinja ZXシリーズとして長年親しまれてきた経緯があり、日本国内での名称も2012年の排気量拡大のモデルチェンジ以降は、Ninja ZX-14Rへと改変することになりました。
その走りのキャラクターは、スーパースポーツ同様フルカウルに覆われているものの、コーナーをヒラヒラと曲がるようなものではなく、高速巡航時の安定性のため車重も重めで、走らせた印象もどっしり感があります。
エンジンもスーパースポーツのような鋭い吹け上がりを見せるスロットルレスポンス重視のキャラクターではありません。高速巡航重視のツアラーらしくクランクマスは重めでエンジンパワーをしっかり溜め込みながら、伸び上がるような力強いフィーリングが楽しめるようになっています。
最高速争いのために開発されたトップスピード重視の高速ツアラーは、総じて“メガスポーツ”などと呼ばれたりしていますが、カワサキのメガスポーツであるZZRシリーズは、代々積載性やセンタースタンドなど、“ツアラー”としての利便性をしっかり確保しているのが特徴になっています。
ただこのNinja ZX-14R、北米市場では販売が継続しているものの、日本国内では既に2019年モデルをもって取り扱いが終了しています。
https://news.webike.net/bikenews/205461/
WebikeユーザーはNinja ZX-14Rをどう感じている?
Ninja ZX-14R
新車平均本体価格:──
中古車本体価格:163.84万円
口コミ件数:149件
※データは2023年5月25日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.56(評価人数:854人)
特筆すべきは走りとルックスがおよそ4.8点という高評価を得ていることでしょう。大排気量らしいサイズ感と迫力あるデザインに一目惚れしたというオーナーも多いようです。
一方、短所として挙げられていたのは270kgという車重による取り回しの大変さ。「一人で出かける時は少し不安」という声もありました。
Ninja ZX-14Rのざっくりまとめ
よいところ
・迫力の見た目
・大型初心者でも、優しく、扱いやすい、懐の深いエンジンフィール
・楽々ポジション&安定感
・車体重量の割に、重さを感じさせず、運動性能が高い
悪いところ
・フルカウルなので整備性が悪い
・車体が重いため取り回しには慣れが必要
・荷物の積載性皆無
・夏場は超暑い!
Ninja ZX-14Rオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | ZZR1400がデビューしてからの乗りたいバイク。 販売してから数年経過して初代を手にし後に現在の最終モデルの購入に踏み切る。 主に日帰り~3泊4日程のツーリングにて使用。 |
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長所・満足な点 | 走り出すとびっくりするほど軽く感じる。 車でいうところの高級セダンに乗ってる感じ。 太いトルクでどの回転域からでも加速する。 ヘッドライトも特徴的。 |
短所・不満な点 | 押し引きがとにかく重い。 軽量化(マフラー交換など)をしてもほどほどの効果。 カウルやスイングアームまで手を出すカスタムまで行けばだいぶ変わると思う 真正面から見たとき、稀にビッグスクーターと見間違われる。 |
これから買う人へのアドバイス | 大型自動2輪初心者~エキスパート、リターンライダー。老若男女を問わず幅広いライダーにお勧めのバイク。 |
購入動機・用途・比較車種 | TDM900で問題ないと思って乗っていたが、結局、メガスポーツのパワー感等が忘れられず購入。隼との二択だったが、隼は以前所有していたというのと、好きなカラーリングもなかったこと、ZX-14Rのカラーリングに一目ぼれして購入。新車で購入できなくなるということが一番大きかった。 |
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長所・満足な点 | カラーリングが良い。 カミさんも言ってたが静かで、シートの座り心地が良い。 ニュートラルから1速に入れた時の音が良い。 カスタムパーツが多い。 何にしても余裕がある。 |
短所・不満な点 | 隼に乗ってる時も思ったが、パワーのセレクトボタンは要らない(隼の時は使用したことがない。今回も使用しないだろう。その分安くして欲しい)。 ABSも好きではないが、今のご時世ではしょうがないのかも。 慣れの問題か、ニュートラルに入りにくい気がする。スクリーンが少し低い。 リアメンテナンススタンドのフックを取り付けるのにクリアランスが小さい。 |
これから買う人へのアドバイス | バイクの取り回しに不安があるなら買わない方が良い。 盗難対策(盗難保険等)はしておいた方が良い。 どうしてもこのバイクが欲しいと思うなら買うべき。体験から妥協して乗ると直ぐに他が良く見えてくる。 |
購入動機・用途・比較車種 | ZZR1400の頃からずーっと気になっていましたが、正直 手が届かないものと決めつけてました。しかし単車人生の最後に 妥協なく本当に乗りたい単車に!と思い立ち、一念発起して新車購入しました。 |
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長所・満足な点 | やはり一番の魅力は迫力のあるスタイルですね。運動性能ではSSに劣るのかもしれませんが、メガスポーツとしての迫力や堂々とした風格は やはりコレしかない!と思わせるものがあります。 走りも非常に滑らかでロイヤルサルーンのような高級感があります。そしてスロットルを開ければ 驚くほどに速い! ワインディングでも、ヒラヒラ感こそありませんが それでも鈍重さとは無縁の、単車と一体感を感じながらのスムーズかつスポーティな走りを楽しむことができます。 スロットルも低回転の領域では若干ダルな反応となるよう意図的に調整してあるようで神経質さ・過敏さとは無縁ですが、ある程度回してやるとピックアップが増してくる絶妙な味付けになってます。 ハイパワーですが、かっ飛ばさなくても本当に楽しい単車です。 |
短所・不満な点 | 取り回しが多少 重いかな?という程度でしょうか。 あと、カウル類のチリ合わせが若干甘いところですね。特にタンクカバーとタンクの隙間は結構大きくて目立ちます。他の部分の完成度が高い分、ちょっと気になります。 それと シート下の収納はもっと充実させてほしかったですね。ETCを付けたら何も入らないというのはさすがに不便です。 |
これから買う人へのアドバイス | メガスポーツというジャンル自体が単車としてのパフォーマンスを突き詰めたジャンルといえるので、その中で圧倒的な完成度であるこのZX-14Rは 全ての単車の頂点にあると言っても過言ではありません。 この最高の性能をお金さえ出せば手に入れることができるという事は 本当に凄い事だと思います。 |
Ninja ZX-14Rのライバルをチェックする
1990年代から2000年代にかけて、“時速300km”を目指し白熱したメガスポーツ系のモデルですが、スズキのHayabusaが悲願の時速300kmを達成した以降は開発合戦が収束。
Ninja ZXシリーズのライバルであるホンダのCBR1100XX SuperBlackbirdは既にカタログ落ちとなって久しく、日本国内で販売されているメガスポーツ系のマシンは、現在スズキはHayabusaのみとなっています。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年5月24日現在です。
SUZUKI HAYABUSA
オーナー平均満足度:3.65(評価人数:2,135人)
新車平均本体価格:215.54万円
中古車平均本体価格:109.31万円
口コミ件数:439件
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