【新車】カワサキから電動3輪ビークル「ノスリス」36万3000円で新発売！思ったより速い！

2023年5月19日

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【新車】カワサキから電動3輪ビークル「ノスリス」36万3000円で新発売！思ったより速い！

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Webikeプラス編集部

カワサキモータースは、電動3輪ビークル「noslisu（ノスリス）」を5月20日（土）に発売する。フロント2輪、リア1輪の構造により、安定した走行性能を発揮できる新型モビリティだ。高い安定性と、独自のステアリングシステムで快適な走行性を実現したこのノスリスに、Webikeスタッフもさっそく試乗するチャンスがあった！

独自開発の2輪ステア機能を装備、自然な操舵性

バイクメーカーとして知られているカワサキが初めて販売する自転車のモデルが「ノスリス」だ。「快適で気軽な移動体験を全ての人へ」を開発コンセプトとする、新型電動3輪ビークルとなる。スタンダードモデルの「ノスリス」、大容量のキャリアスペースを持つ「ノスリスカーゴ」は電動アシスト機能の付いた自転車モデルであり、スロットルを搭載したフル電動仕様の「ノスリスe」は原付一種扱いのミニカー登録モデルだ。

フロントが2輪のモビリティは従来からも存在していたが、カワサキではノスリスのために新たに独自の2輪ステア機構を開発。3輪ならではのどっしりとした安定感と、2輪に近いバンクが可能な操縦性を両立させ、軽快で便利ながら安全性と機能性の高いモビリティを実現した。モーターはインホイールモーターを採用し、バッテリーは着脱可能なリチウムイオン式。各種操作は左ハンドルに置かれたスイッチに集約されている。

ノスリスの発売日は2023年5月20日（土）で、価格は36万3000円となる。またバリエーションモデルのノスリスカーゴは41万4700円で7月発売予定、ノスリス eは43万100円で6月発売予定。全国のバイクショップ、自転車店にて取り扱われる。

バイクメーカーとして知られているカワサキが、初めて販売する「自転車」モデルがノスリスだ。しかしただの自転車ではなく、独自開発のフロント2輪により安心感の高いモデルとなった。

フロントホイールはステアリングに連動して可動する。さらにバンク機能を持つことで、2輪車的な体重移動による進路変更や、障害物の走破性を獲得した。

大容量のキャリアスペースを持つ「ノスリスカーゴ」も7月に登場予定。宅配などの業務用への利用が可能で、120L分の容積を搭載可能となる。

大容量のキャリアスペースを持つ「ノスリスカーゴ」も登場。宅配などの業務用への利用が可能で、120L分の容積を搭載可能となる。

フル電動駆動の「ノスリス e」はモーターの駆動力みで走行できるモデル。レバー式のスロットルを持ち、速度は時速20km以上を発揮。パワーは3つのモードで選択できる。もちろんペダル駆動も可能。

早速乗ってみたら独特の操作感……でも、慣れたらスイスイ！

そんなノスリスにさっそくWebikeスタッフも試乗してみた。車体はやはり横幅があり、見た目のインパクトは大きい。しかし、重量は28kgと一般的な自転車よりやや重い程度で、ペダルの踏み込みは軽やか。それでいて車体は左右にほとんどふらつかず、とても安定している。加速していくとモーターのアシストをハッキリ感じることができ、グイグイとペダルをサポート。違和感なく発進することができた。

ペダルは軽く、重量はほとんど感じられない。シフトチェンジは一般的な自転車と同様に外装式のハンドシフトが採用されており、操作の難しさはまったくなし。

少し驚くのはコーナリングで、さすがにバイクのように強いバンク角をつけることはできず、体重移動とハンドル操作を絡めた独特のフィーリング。しかし思った以上に小回りが利くうえ、ふらつきがないことで速度が落ちても不安定感がない。最初は面食らったが、慣れるとなかなか面白い！　自転車の気軽さとバイクの体重移動感覚が、うまく混合した新しいモビリティであることは間違いない。また、この安定性なら未舗装路でも楽しく走れるかも？　次世代モビリティとして期待感充分の新モデルといえそうだ。