ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、カワサキ「ヴェルシス1000SE」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけカワサキ「ヴェルシス1000SE」ってこういうバイク!!
世界的なアドベンチャーブームが巻き起こっていますが、このジャンルに時流のアドベンチャーバイクとは一味違うアプローチの仕方をしているのがカワサキのヴェルシスシリーズです。というのもアドベンチャーバイクとは、積載性や居住性を含め“長旅が快適”であり、“高速巡航が可能”で、程度の差はあれ“ダートも走れなくもない”というバイクです。
カワサキのヴェルシスシリーズは、車体の雰囲気やポジションこそアドベンチャーバイクに似ていますが、いっさいオフロード走行のことを考慮してはいません。前後の17インチホイールはあくまでロードセクションのためであり、アップライトなポジションは高い視点でコーナーの先を見極めてワインディングを楽しく走るためのもの。
「アドベンチャーバイクに重たくてバックトルクも大きい1000ccクラスの並列4気筒エンジンを積んだらオフロードなんか走れるわけないよ?」と思うかもしれませんが、果たしてその通り。そもそもとして、ヴェルシス1000SEはダート走行を視野に入れていないのです。
それだけにワインディングでの走りはピカイチです。最新のヴェルシス1000SEには、“スカイフック制御システム”を搭載したSHOWA製の電子制御サスペンションが採用されており、これが実に快適。極力ピッチングモーションを排除するようなリアルタイムの減衰力調整を行うことで、ボコボコに荒れたような路面でも気持ちよくスロットルを開けて走ることができます。
ヴェルシスとは、ヴェルテックス(頂点)とシステム(仕組み)という言葉の造語とのことですが、その意味は、“アップライトなポジション”で“ハイパワーなエンジン”をねじ伏せるようにして走ることこそが、ワイディングを楽しむ“最高のシステム”である……というわけです。
Webikeユーザーはヴェルシス1000SEをどう感じている?
VERSYS 1000SE
新車平均本体価格:──
中古車本体価格:178.92万円
口コミ件数:6件
※データは2023年5月16日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で4.00(評価人数:35人)
特筆すべきは平均評価が4点という高評価を得ていることでしょう。評価人数は35人と少なめながら、積載性については満点の評価を得ています。
一方、とりまわしは3.08点と低めの評価に。フルパニアはツーリング先で便利な半面、「保管や駐輪場所に困る」という声もありました。
ヴェルシス1000SEのざっくりまとめ
よいところ
・カワサキらしいスタイルでカッコイイ
・長距離ツーリングも疲れ知らずで快適
・クイックシフターが素晴らしい
・電子サスがよく仕事をしている
悪いところ
・思っていたほど燃費が良くない(長距離でもAV.22km/Lほど)
・保管場所に困る
・クルコンは快適だけど眠気との戦いになる
・カスタムパーツがすくない
ヴェルシス1000SEオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | 乗り換えの度に勧められてたので期待ゼロで試しに買ってみました。 |
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長所・満足な点 | ハイパーロンツー用に買ってみたのですがクラッチ繋いだ瞬間から250ccのように軽く、街乗りから峠まで何でも使えて全く疲れない。 タンデムシートが広く後ろに人を乗せても運転がしにくいようなことは一切ありません。 |
短所・不満な点 | 暴力的な加速はありませんが全く不満になりません。 優秀な電子制御のおかげで運転が簡単すぎて運転下手になりそうなところは少し怖いです。 カスタムパーツがすくないので人によっては不満かも。 |
これから買う人へのアドバイス | 何で評価されないのか不思議でならない優秀すぎるバイクです。色々乗った人が最後に乗る大型として、大型バイクで何がしたいか明確でない初大型の相棒として、価格は安くないですがコスパはとても良いですよ。 |
購入動機・用途・比較車種 | 1400GTRが重すぎる、14Rの左手が疲れる(自分が年老いた)ため追加購入 |
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長所・満足な点 | ・車重のわりに、軽く感じる ・カワサキらしいスタイルでカッコイイ ・クイックシフターが素晴らしい ・GTRなみに防風効果がある ・電子サスがよく仕事をしている |
短所・不満な点 | エンジン回転が高すぎる。ニンジャ1000と同じ特性で良いのでは。4千~5千回転で不快な共鳴音がヘルメット内に鳴り響く。 ステップの位置が前すぎて停車時は後ろに足を出すため、止まる瞬間が非常に不安になる。 低速である程度回さないとススがたまり、アイドリングが不安定になるか最悪止まる。 |
これから買う人へのアドバイス | リッターバイクにしてはローパワーですが、快適さを求める人には最高です。 身長175以上の方にお勧めです。 |
購入動機・用途・比較車種 | 年齢もそこそこになったこと。 H2SXSEを3年間乗り充分に堪能したこと。 殿様スタイルでどっしりツーリングしたくなったこと。 電子サスに乗りたくなったこと。 等々が動機です。 |
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長所・満足な点 | 長距離ツーリングも疲れ知らずで、快適です。 H2SXSEからの乗り換えなので走りは比べれませんが、常用域では問題ありません。 見た目はかなりデカく感じるが、乗車するとあまり気になりません。 |
短所・不満な点 | ハンドル幅が広い!(すり抜け困難) 保管場所に困る。 思っていたほど燃費が良くない!(長距離でもAV22ほど) 立ちコケの危険性がアルアル… |
これから買う人へのアドバイス | 高速走行でクルコンを使うとウルトラ快適なのですが… 正直!眠気との戦いになります>< それぐらい快適なバイクなので、大きさを気にされないのであれば超オススメの一台です。 スカイフックサス! かなりイイですよ。 |
ヴェルシス1000SEのライバルをチェックする
アドベンチャーバイクが隆盛を極める現在ですが、よく各社のラインナップを観察してみるとアドベンチャーバイク風のアップライトなポジション&スタイリングを採用しながらも、ロードプロファイルの高い前後17インチホイール&タイヤを採用してワインディングをしっかり楽しめるというキャラクターのモデルも意外に多いことがわかります。
ヤマハのトレーサー9GTや、トライアンフのタイガースポーツ660、BMWのF900XR、S1000XR、また登場したばかりのKTMの890SMTあたりのモデルは、全てカワサキのヴェルシスに通じるような“17インチホイール”&“アップライトなポジション”という共通項が見出せます。積載性や旅のしやすさなど方向性に若干の違いはありますが、どれもワインディングをしっかり楽しめるようなキャラクターになっているのが特徴です。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年5月16日現在です。
YAMAHA トレーサー9 GT
オーナー平均満足度:4.13(評価人数: 114人)
新車平均本体価格:147.2万円
中古車平均本体価格:139.8万円
口コミ件数:15件
TRIUMPH TIGER SPORT 660
オーナー平均満足度:4.21(評価人数: 10人)
新車平均本体価格:117.4万円
中古車平均本体価格:99万円
口コミ件数:2件
BMW F 900 XR
オーナー平均満足度:4.11(評価人数: 73人)
新車平均本体価格:150.75万円
中古車平均本体価格:120.39万円
口コミ件数:9件
BMW S1000XR
オーナー平均満足度:3.86(評価人数: 125人)
新車平均本体価格:232.08万円
中古車平均本体価格:127.6万円
口コミ件数:23件
KTM 890SMT
オーナー平均満足度:──
新車平均本体価格:179.9万円
中古車平均本体価格:──
口コミ件数:0件
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