
そもそも「ヤマハのヘリテージとは何なのか」と、自問。革新が市販車に還元された熱狂の80年代のレーシングシーン。以降のスポーツバイクの在り方さえ決定づけた、当時のエンジニアたちの情熱、それを形にしていくことがヘリテージの伝承となる、と帰結。それがXSR900の根源。
特徴・デザイン
ヤマハがX S Rシリーズに与えたキャッチフレーズは「ヘリテージ・スポーツ」。ヘリテージとは遺産とか伝統、代々受け継がれていくもの、の意味がある。つまりXSRは、ヤマハの過去の名車のエッセンスを持つスポーツバイクだ。
2016年に登場したXSR900は、ヤマハの名車XSの「R」バージョンなのか、「X」つきのSRなのか、そんな妄想を掻き立てさせるスタイリングのネイキッドバイクだった。
昨年、そのXSR900がフルモデルチェンジ。丸目ヘッドライトのネイキッドモデルなのは変わらないけれど、メインフレームのヘッドパイプ部が雄々しくなって、後端の盛り上がったフューエルタンクを採用。まるでフルカウルモデルからカウルを取り払ったような、ヤマハTZR125、スズキWOLF50/250やCOBRA、ホンダX11のような雰囲気を感じさせるスタイリングとなって登場した。
情報提供元 [ バイクの窓口 ]
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