2022年10月に2023年型が発売されたカワサキのZX-6Rは、令和2年排ガス規制に未対応のままだったので生産終了が噂されていた。当Webでは「存続」との情報を得ていたが、6月6日にアメリカで発表されるかも知れない。

アメリカ公開された新型車のシルエットはZX-6Rそのもの

カワサキがアメリカで6月6日に16モデルの新型を公開すると、公式サイトで予告を開始した。SNSでは、そのうちの1台のティーザー動画が公開されており、2人のライダーが4気筒サウンドを響かせながらサーキットを疾走。明らかにスーパースポーツを示唆する設定だ。

また、公開されたタンクのディテールや車両のシルエットは現行ZX-6Rに似ていることから、新たに排ガス規制に対応した新型がデビューすると考えるのが自然だ。果たして発表日を6月6日としているのは、ZX-6Rの「6」にちなんだ日程なのか!? 続報に注目!

カワサキがアメリカの公式サイトで公開した新型モデルのシルエット。明らかにNinja ZX系のシルエットなのが分かる。そしてこの形状にドンピシャなのがZX-6Rなのだ。

Ninja ZX-6R(2022年) [KAWASAKI] 令和2年排ガス規制の期限ぎりぎりのタイミングで発売された2023年型。日欧で今後継続するには現在の排ガス規制に対応する必要がある。

動画のタイトルは「6.6.23 - Your Supersport Obsession begins.」というもの。スーパースポーツに取り憑かれるという意味なので、上級者へのステップとなるZX-6Rの立ち位置とも一致している。

エリミネーターやKLX150らしきシルエットも確認できる

アメリカで6月6日に発表されるモデルは、ZX-6Rと思しきシルエット以外にもクルーザーやトレール車が存在しており、それぞれ新型エリミネーターとKLX150に似ている。他にもモトクロッサーや4輪のサイドバイサイドもあり、2024年モデルの多くが発表されそうだ。

このシルエットはほぼ新型エリミネーターと思われる。メーターまわりが少し違うようにも見えるが丸目と思われるヘッドライトはバルカンでもなく、エリミと考えるのが自然だろう。

こちらはヘッドライト付きのトレール車なのでKLX230かKLX150だが、タンクキャップがヒンジ式ではないように見えるのでKLX150系の可能性が高い。モタードかも知れない

2023年型ZX-6R主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:2025×710×1100mm
・ホイールベース:1400mm
・シート高:830mm
・車重:197kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 636cc
・最高出力:126PS/13500rpm
・最大トルク:7.1kg-m/11000rpm
・燃料タンク容量:17L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:140万8000円

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