GWも過ぎ、そろそろ2024年モデルの動向が気になる時期になってきたが、BMWが新型R1300GSをスタンバイしているという噂が広まっている。そして、BMW恒例のエイプリルフールに配信するリリースにもGSが登場しており、暗に新型GSの登場を示唆しているかのようだ。

顔認証のキーレスも本当なら凄いが…新型GSは可能性が高そう

ドイツのバイク専門誌「MOTORRAD」によると、現行のR1250GSが2024年はR1300GSにアップデートする可能性が高い。エンジンの排気量が拡大されるだけでなくファイナルドライブなども改良され、今年のミラノショーなどで正式発表されるだろう。

一方、BMWはこの4月1日に「BMW iFace」をボクサーモデルに導入し、2023年秋のモーターショーで発表するとアナウンスした。キーレスシステムの進化版で、顔認証だけでなく角膜スキャンにも対応しており、ともに赤外線技術で暗闇でも信頼性を確保している。

ここで気を付けたいのは、BMWが4月1日のエイプリルフールに“飛ばし”のリリースを配信することが恒例になっていることだ。iFaceにおいても「プロの自動車泥棒と共同開発した」と締めくくられており、「このリリースは“飛ばし”ですよ」と伝えようとしているのが見て取れる。

だが、さらに深読みすると、その際に配布された写真はR1250GSのコックピットなのでボクサー=GSをアップデートすることを暗に示唆しているとも考えられるだろう。手の込んだ新型R1300GSのアピールをエイプリルフールに行ったのかも知れない。

R1250GS [BMW] 写真は現行型。現在の1254ccからボアアップして1300ccに程度に拡大するようだ。ドゥカティのムルティストラーダV4シリーズなどに対抗する必要があるのだ。

R1300GSをスクープしたドイツの「モトラッド」誌。なお、R1400GSとM1300GSという名称も登録されており、アドベンチャー仕様は排気量を変えずに1400になる可能性もあるようだ。

BMW iFaceはTFTディスプレイに統合されている。このコックピットは現行R1250GSなので、秋に発表される新ボクサーモデルがGSであることを示唆しているとも読み取れるのだ。

2023年型R1250GS主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:2205×965×1490mm
・ホイールベース:1510mm
・シート高:850/890mm
・車重:256kg
・エンジン:水冷4ストローク水平対抗2気筒DOHC4バルブ 1254cc
・最高出力:136PS/7750rpm
・最大トルク:14.58kg-m/6250rpm
・燃料タンク容量:20L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R19、R=170/60R17
・価格:243万6000円~

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