2023年4月にカワサキが、新型クルーザーのエリミネーター/SEを新発売。649ccエンジンのバルカンSが2022年限りで国内導入終了となったのに代わり、普通二輪免許でも乗れるエリミネーターシリーズが登場したことで、ホンダ一強だった新車クルーザーの勢力図にも変化が生まれそうな気配です。そこで今回は、2023年に注目しておきたいミドルクルーザー4車種を紹介します!

注目のカワサキ新型400ccクルーザーが早期発売開始!

カワサキは2023年3月に開催された大阪・東京モーターサイクルショーで、ニンジャ400用をベースとする398cc水冷並列2気筒エンジンを高張力鋼管製フレームに搭載した、新型ミドルクルーザーのエリミネーターシリーズを発表。このときは発売日のみ未定となっていましたが、ショーでの反響を考慮して、納期遅延が予想される状況ながらも早期の発売開始が決定され、2023年4月25日に市場デビューを果たしました。

エンジンは、48馬力/3.8kgf-mのスペック値も継承。ニンジャ400のエンジンはショートストロークの高回転型でレスポンスに優れ、扱いやすさも備えています。車名に排気量の数字を入れずに「エリミネーター」としているのは、日本市場も考慮しつつグローバル展開するモデルとして、ターゲットユーザーをコアな二輪ファンに限定せず、気軽に楽しんでもらいたいという願いなどを込めたため。

バリエーションは2タイプ用意され、上級版のSEは初期のエリミネーターSEを思わせるヘッドライトカウルに加え、フロントフォークブーツ&カバーや防水設計のUSB Type-C電源ソケット、上縁にステッチが施されたツートーンシートを採用しています。さらに、カワサキ市販車初となるGPS対応型前後ドライブレコーダー(ミツバサンコーワ製)まで標準装備しているのも大きな特徴。これも、新たにバイクデビューするユーザー層を意識したものと思われます。

近年の日本メーカー製クルーザーはホンダ中心

環境規制強化の影響で多くの車種が生産終了となったこともあり、国内4メーカー製のクルーザーカテゴリーは、ホンダ1強時代を迎えていました。ミドルクラスに限らずクルーザー全体で考えても、エリミネーターシリーズが登場する直前の段階では、ホンダがゴールドウイングツアー、レブル1100/T、レブル500、レブル250/Sエディションを国内展開するのに対して、ヤマハはすでに生産が終了されているボルトRスペックのみカタログに記載。スズキはクルーザーモデルの設定がなく、カワサキは2022年限りで日本向けのバルカンSをラインアップ落ちさせています。

しかしこれは、日本のユーザーがクルーザーにまったく興味がないということではありません。現にホンダのレブル250シリーズは、2022年も1万台以上が売れ、初登場以来5年連続で軽二輪クラスのトップセラーに。リーズナブルな価格設定と低いシートがもたらす扱いやすさが、評価され続けています。これは大型二輪クラスにおいても同様で、2022年にはレブル1100/DCTが排気量400cc超のクラスでZ900RSシリーズに次ぐ年間販売台数2位をマーク。このことからも、日本のユーザーがハーレーダビッドソン以外のクルーザーに見向きもしないわけではないということがわかります。

そこで今回は、エリミネーターシリーズの登場でこれまで以上に盛況となりそうなミドルクラスのクルーザーカテゴリーから、そのエリミを含む注目の車種を紹介。リーズナブルでゆったり乗れて足着き性にも優れるミドルクルーザーは、エントリーユーザーやリターンライダーにも最適で、ベテランライダーがメインまたはセカンドバイクとしてのんびり旅の相棒にするのにも向いていますよ!

今オススメするミドルクルーザー4選

カワサキ エリミネーター/SE(価格:75万9000円/85万8000円)

納期遅延必至も早期発売を決定

2024年モデルという位置づけで、2023年4月25日に日本での発売が開始されました。スーパースポーツのニンジャ400から譲り受けた最高出力48馬力の398cc水冷並列2気筒エンジンを、ニンジャ400のトレリスフレームにインスパイアされた高張力鋼管製フレームに搭載。1520mmのホイールベースと735mmの低いシート高により、ロー&ロングフォルムを実現しています。

上級版のSEは、ヘッドライトカウルやフロントフォークブーツ&カバー、防水設計のUSB Type-C電源ソケット、上縁にステッチが施されたツートーンシート、ミツバサンコーワ製のGPS対応型前後ドライブレコーダーを追加装備。標準仕様から20mmダウンのローシートや30mmアップのハイシートをはじめ、純正アクセサリーパーツも豊富に用意されています。スタンダードの価格は、ニンジャ400と同じ。ドラレコまで装備した上級版のSEでも9万9000円アップに抑えられていて、価格的にも人気が爆発しそうな気配です。

ホンダ レブル250/Sエディション(価格:61万500円/64万9000円)

スポーツ性も追求した気軽なクルーザー

すでに廃版となったスーパースポーツのCBR250Rなどに使われてきた、249cc水冷単気筒エンジンを搭載。2018年4月に発売がスタートし、2020年型では灯火類のフルLED化をはじめとする熟成とヘッドライトカウルやフォークブーツ&カバーなどが標準装備化されたSエディションの追加、2023年型では最新排ガス規制適合化が施されました。装備はかなりシンプルですが、そのぶんリーズナブルな価格と、初心者や小柄な女性でも安心感のある690mmの低いシート高がウケています。

エリミネーター/SEの登場により、今後の販売台数にどの程度の影響があるか気になるところ。スタンダード同士の比較では、レブル250のほうが車重は軽いのですが、その差は5kgとわずかです。また、レブル250のエンジンは26馬力/2.2kgf-mで、ツーリングやタンデムでの余裕ということでは48馬力/3.8kgf-mを発揮するエリミネーターに軍配が上がります。ただし、レブル250とエリミネーターの価格差は14万8500円。さらにレブル250/Sエディションには、車検取得の必要がなく税金やランニングコストが低めというアドバンテージもあります。

ホンダ レブル500(価格:83万6000円)

250と共通ボディながら500はツインエンジン

レブル250と同じく2018年4月に発売が開始されたのが、250と基本部が共通化された車体に海外で販売されてきたCBR500Rなどに使われる471cc水冷並列2気筒エンジンを組み合わせたレブル500。こちらも、過剰な装備を省いてシンプルな雰囲気を追求するボバーカスタムテイストが取り入れられています。250と同じく、シート高は690mmで足着き性はかなり良好。車重は191kgに増えますが、エンジンは46馬力/4.4kgf-mを発揮します。

グローバルモデルがそのまま導入されていることから、400ccを境に必要な免許のカテゴリーが異なる日本では、中途半端な印象が否めない排気量。車両価格も、スタンダード仕様のエリミネーターと比べてレブル500のほうが7万7000円高く、これらを考えるとエリミ登場でもっとも影響を受けそうな車種がレブル500です。

ロイヤルエンフィールド メテオ350(価格:71万600~74万3600円)

低回転域にこだわった単気筒エンジン搭載

英国発祥で、現在はインドのメーカーとなっているロイヤルエンフィールド。メテオ350は、日本では2021年に発売が開始されたクルーザーで、空冷のまま最新排ガス規制に適合化された新世代の349cc単気筒エンジンを搭載しています。シート高は765mmで、このクラスのクルーザーとしてはやや高め。ステップは極端なフォワードコントロールではなく、快適性とスポーツ性がバランスよく追求されています。仕様は3タイプあり、もっともシンプルなファイアーボール、前後フェンダーやサイドパネルが燃料タンク同色でバックレストを標準装備したステラ、ステラをベースにウインドシールドも備えたスーパーノヴァがラインアップされています。

メテオ350の魅力は、極低回転域の力強さです。平地であればアイドリングのままクラッチを適当につないでも前に進み、2速発進も許容。また、スロットルを開けたときのギクシャク感が少なく扱いやすいのも特徴です。パルス感も強めにあり、ゆったり走らせたときに心地よさを演出。日本では比較的マイナーな車種ですが、新型エリミネーターの対抗馬となる実力を十分に秘めています。

 

 

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