
ホンダが新型「CBR250RR」を2023年2月20日に発売したことで、ますます注目度が高まっている軽二輪の250ccスーパースポーツ。レーシングマシンを彷彿させるフルカウルのスポーティなスタイルに、軽快な走りなどが魅力のバイクたちだ。
ヤマハの「YZF-R25」やカワサキの「ニンジャZX-25R/SE」など、各メーカーがこぞって参入するホットなクラスだが、その背景には、若い世代の初心者ライダーからレプリカ世代などのリターンライダーまで、幅広い層に高い人気を誇ることが挙げられる。
では、なぜ、このクラスは、それほど多くのユーザーから支持を受けるのだろう。スーパースポーツといえば、今や200psを超える高性能を誇る1000ccマシンも各メーカーでラインアップするが、あえて排気量の小さい250ccを選ぶ理由とは何か? 筆者は、こうしたクラスのモデルたちには、特に、初心者やリターンライダーに最適な特性が数多くあるためだと考える。
そこで、ここでは、250ccスーパースポーツとは、一体どんなモデルたちで、どんな魅力があるのかなどを、改めて検証してみる。
PHOTO●本田技研工業、ヤマハ発動機、スズキ、カワサキモータースジャパン、平塚直樹、山田俊輔
国内4メーカーのラインアップをチェック
まずは、このクラスにどんなバイクがあるのかを、国内4メーカーのラインアップを例に挙げてみよう。
【ホンダ】
●CBR250RR
2023年モデルでは、エッジの効いたデザインのレイヤードカウルを採用するなどで、外観を一新。クラス初の電子制御スロットルや3タイプのライディングモードなど、最新の電子制御システムも搭載するプレミアムな250ccスポーツだ。
エンジン:249cc・水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
最高出力:31kW(42ps)/13500rpm
最大トルク:25N・m(2.5kgf・m)/10750rpm
車体サイズ:全長2065mm×全幅725mm×全高1110mm
シート高:790mm
車両重量:168kg
価格(税込):86万9000円~90万7500円
情報提供元 [ モーターファンバイクス ]
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