でっかいSRだと思って乗るとすばらしい「SCR950」【今週の愛車ピックアップ】
SCR950
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目次
SCR950(941cc)
オーナー：チラカスさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはヤマハ「SCR950」、オーナーは「チラカス」さんです。
ヤマハ唯一の現行クルーザー「BOLT」のスクランブラーバージョンとして2017年に発売されたSCR950。モダンなボバースタイルのBOLTに対し、クラシカルな印象のヘリテイジモデルでした。エンジンはBOLTと共通ながら、ブレース付きのワイドなアップハンドルを装備。シート高も830mmとロードスポーツ以上に高く設定され、さらにデュアルパーパス仕様のセミブロックタイヤを採用していました。ビンテージスタイルのスクランブラー、しかしクルーザー譲りのトルキーなエンジンという非常に個性的なスタイルを実現したモデルだったのです。
しかし、個性的過ぎたがためにライダーを選んでしまうマシンだったのか、SCR950はモデルチェンジをすることもなく2019年には生産を終了。なかなか見かけないモデルとなってしまいました。大柄な車体が仇となり、一部では「乗りづらい」という声もあり……とはいえ、独特のスタイリングを愛好するライダーはしっかり存在しており、「チラカス」さんもそのひとり。
BOLTをベースとしているために、どうしてもクルーザーと比較されがちなSCR950ですが、チラカスさんは「でっかいSRみたい」という視点で評価しています。足つきや振動、アフターパーツの少なさなどの困る点も挙げられていますが、「3000km乗って短所はそんなに気にならなくなった」という心強いコメントも。そのスタイリングに惚れたら、世評は気にせず跨ってみるのが吉でしょうか。
個性的なスタイリングのSCR950ですが、国内カスタムパーツの供給が少ないのは泣きどころ。そんな中でもチラカスさんはFANATIC製ハンドルバー、ヘプコ＆ベッカー製ヘッドライトガードなどでハードユースなカスタムを実現。個性が更に高まりました。
エンジンガードはドイツ・フェーリング製。ブラックアウトされており目立たないパーツとはいえ、スクランブラースタイルに非常に似合うパーツです。
＜MYバイクコメントより＞
■購入動機・用途・比較車種
なんとなく新車が欲しくて、タンク容量がもう少し欲しくて、運動性ももう少し欲しくて、酷評されてるレビュー動画を見て試乗もせずに買った。
■長所
BOLTに比べて視点が高い。他に見かけない。正面から見たらまんまBOLT。
でっかいSRみたいな何か。
■短所
積載性が無い。テールランプ一式が邪魔すぎる。
足つきが悪くステップの位置も悪い。でも慣れます。
手のしびれとケツの痛さに悩まされます。多少は慣れます。
重いバイクなので取り回しがしにくいのは仕方がない。
国内アフターパーツメーカー壊滅。yzギアもある程度でやる気がない。
Hepco、fehling、sw-motech等を輸入するしか手が無い。
■これから買う人へのアドバイス
まだまだ慣れていないのでなんとも言えませんが乗れなくは無いです。
BOLTと迷うならBOLTの方がパーツ的には幸せだと思います。
ちょっと乗る分には楽しいけど購入してずっと乗った場合を考えたほうが良いです。買うならフットペグは変えとくべき。かっこいいよ。
高身長か足が長い人以外にはあまりお勧めしない。スクランブラー的な乗り方はサスペンション的に難しそうですがでっかいSRだと思って乗るとすばらしいもんです。
3000km乗って感じたことは短所はそんなに気にならなくなった。まったり乗れるいいバイクです。でも大きい人専用かなとも思う。
SCR950のユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.60
評価人数: 31人
新車平均価格: 114.4万円
中古車平均価格: 100.75万円
SCR950（2017）主要諸元
・全長×全幅×全高：2255×895×1170mm
・ホイールベース：1575mm
・シート高：830mm
・車重：252kg
・エンジン：空冷4ストロークV型60度2気筒SOHC4バルブ 941cc
・最高出力：54PS/5500rpm
・最大トルク：8.2kg-m/3000rpm
・燃料タンク容量：13L
・変速機：5段リターン
・ブレーキ：F＝ディスク、R＝ディスク
・タイヤ：F＝100/90-19、R＝140/80-17
・当時価格：106万560円（税抜）
