
バイク業界の現在を知ることができる二輪車新聞では、2023年1月1日号で2022年のバイク新車出荷台数(125cc以下)/販売台数(126cc以上)の推定値を掲載した。新排出ガス規制の導入によって多くの機種がモデルチェンジしたほか、生産終了モデルも……。ここでは小型二輪クラスの401cc以上にフォーカスして販売台数ランキングをお伝えしたい。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●出典: 二輪車新聞Z900RSは1.6倍増! GB350とともに小型二輪カテゴリーを牽引
二輪車新聞は、元旦号で2022年の二輪車総需要(需要台数=販売台数のこと)を総括。これは毎年発表されるデータで、どの排気量クラスが盛り上がっているのか、売れた機種はなんだったのかを知ることができる貴重な特集号だ。ここでは二輪車新聞のデータをもとに、小型二輪の251~400ccクラスにフォーカスした記事をお届けする。
ちなみに需要台数とは販売台数を意味するが、原付一種/原付二種クラスは全国的な販売データがないため出荷台数でカウントしているとのこと。原付二種および軽二輪クラスは前年を割り込んでいるが、全体としてはほぼ前年並みの41万台を維持したという。
251~400ccクラスの記事でもお伝えしたが、小型二輪クラス全体(251cc以上の全て)では前年比21.7%増の10万1700台を達成し、4年連続のプラスで24年ぶりの10万台超えに。2021年には二輪車全体で8年ぶりの40万台超を記録していたが、2022年も小型二輪および原付一種クラスの奮闘でほぼ同レベルの41万台を維持した。
401cc以上のクラスに注目すると、やはり断トツの数字を記録したのはZ900RSだった。以前の型式で発売された2022年モデルがクラス首位、令和2年排出ガス規制に適合した新型が12位にランクインし、合計では8000台を超えるセールス。2021年の4853台(昨年の記事より参照)に比べると実に1.66倍もの販売台数となった。もちろん5年連続の401cc以上クラス首位である。
情報提供元 [ WEBヤングマシン ]
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