
ハーレーダビッドソンは、中国で新型のスポーツモデル「X500」を発表した。ハーレー発のミドルクラスネイキッドは、3月に発表された「X350」に続き2車種目。水冷並列2気筒/500ccのエンジンを搭載し、トラッカースタイルのシルエットを持つ。
現在の販売は中国のみでの取り扱いで、国内導入の可能性があるかは未定だ。
ミドルサイズトラッカーがハーレーから連続登場!
ハーレーは中国において、浙江銭江摩托(銭江モーター)と共にミドルクラスのモデル開発を行ってきた。銭江モーターはイタリア「ベネリ」ブランドの開発や製造も手掛けており、今回登場したX500もベネリ「レオンチーノ500(海外モデル)」と共通スペックとみられる、水冷並列2気筒の500cc/最大出力35kW(47PS)を発揮するエンジンを搭載する。吸気はインジェクション仕様、車体重量は208kg。足回りにはΦ50mmの倒立フォーク、プリロード調整可能なリアショックを装備し、ホイールサイズはチェンシン・マキシスタイヤを装備する前後17インチとなる。
ハーレーのミドルスポーツネイキッドは、2022年3月に排気量353ccの「X350」に続き2車種目となる。レトロなフラットトラッカースタイルのX350とは異なり、X500のスタイリングは「スポーツスター」シリーズにインスパイアされた、丸みをおびたタンクやショートテールを特徴としている。どちらも国内導入の可能性は未発表だが、「ハーレー=大型クルーザー」のイメージを覆すこの2モデルは国内ライダーにとっても注目間違いなし。ハーレーの次なる情報発表を待ちたいところだ。

ハーレーが中国で発表したX500。先んじて登場したX350と同様のミドルネイキッドモデルだが、車体サイズは僅かに大きく、丸みをおびたタンクやカットされたテールカウルはスポーツスターシリーズをアレンジしたもの。

エンジンは水冷並列2気筒の500ccで、エキゾーストは腹下で集合しショートサイレンサーにまとまっている。各数値はベネリ「レオンチーノ500」と同様で、ベースエンジンは同じとみられる。

サスペンションには大径の倒立フォークを採用し、ブレーキはラジアルマウントキャリパーのダブルディスク。高いポテンシャルを感じさせる装備を備える。

カラーラインナップはオレンジ/グレー/ブラックの3色。
X500(海外)主要諸元
・全長:2135mm
・ホイールベース:1458mm
・シート高:820mm
・車重:208kg
・エジンン:水冷4ストローク並列2気筒 500cc
・最高出力:35kW(47.0PS)
・最大トルク:46Nm(4.69kgf-m)/6000rpm
・燃料タンク容量:13.0L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-ZR17/58W、R=160/60-ZR17/69W
情報提供元 [ ハーレーダビッドソン【海外サイト】 ]
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