トライアンフモーターサイクルズジャパンは、トライアンフとDistinguished Gentleman's Ride(DGR)のパートナーシップ10周年を記念した、新型ボンネビルT120ブラックDGR限定エディションを発表した。
DGRは男性の健康のための資金獲得と意識向上のために開催されるチャリティイベントで、世界中のクラシックやヴィンテージスタイルのバイクファン数十万人を束ねている。
トライアンフを代表するT120の特別な限定エディションである「ボンネビルT120ブラック・DGR限定エディション」は世界限定250台で、DGRのメタリックブラックとホワイトのスタイリッシュなペイント、タンクとサイドパネルのカスタムロゴ、ゴールドのディテール、特徴的なブラウンのシートなど、DGRの公式ブランディングが施されている。
目次
トライアンフとDGRのパートナーシップについて
DGR(The Distinguished Gentleman’s Ride) は、男性の健康をサポートするために世界各地でライダーが集い、クラシックやヴィンテージスタイルのバイクでパレードランをしながら募金を呼びかけるチャリティイベント。
現在その活動は世界各地へと広がり、800以上の町で90,000人以上のライダーがパレードランに参加。これまでに、前立腺がんの研究と男性のメンタルヘルスのために3700万ドルを超える募金が集まっている。
トライアンフは2014年から公式モーターサイクルパートナーとなり、DGRを世界各地に広めるための資金やリソースの提供をはじめ、自社のバイクを賞品として提供するなど、募金活動の活性化に努めている。
トライアンフとDGRのパートナーシップ10年目の節目となる2023年は、世界限定250台の「ボンネビルT120ブラック・DGR限定エディション」を製作。1台ごとにDGR創設者のマーク・ハーワーとトライアンフCEOのニック・ブロアのサインとシリアルナンバー入りの証明書が付属し、No.001番の車輌は2023年DGR最高額募金者への贈呈品となる。
さらに、トライアンフはDGRの公式ウェアパートナーとなりDGRとの関係をさらに強化。限定シリーズのライフスタイルウェアを新たに発売するなど、男性の健康のために更なる資金を調達することを目指している。
コメント:DGR創設者 マーク・ハーワー氏より
「10年前に、トライアンフモーターサイクルズとのパートナーシップ10週年を祝う事になると誰かが言ったとしたら、たぶん私は笑っていたことでしょう。
しかしトライアンフとの契約初年度は私にとって過去最高の年でした。そして、その興奮は今でも毎年続き、もはやトライアンフは私にとっても、DGRにとっても、家族のような存在です。
ここまでトライアンフはクラシックスタイルのバイクへの情熱を注ぎ、私たちが愛するマシンで私たちの目的に対してポジティブな影響を与える努力をしてくれました。
その興奮と情熱がいま、私たちの旅を象徴する製品となって結集しました。
このボンネビルT120ブラック・DGR限定エディションの発売により、我々が共に成し遂げてきたことを祝福し、私たちが愛してやまない活動をさらに続けていけることを、この上なく誇りに思います。」
コメント:トライアンフ チーフコマーシャル オフィサー ポール・ストラウド氏より
「DGRは、トライアンフと世界中の何千人ものトライアンフDGRファンにとって非常に重要なパートナーです。そのDGRとの特別な関係となった10周年を祝うことができることを嬉しく思います。DGRとトライアンフは、バイク、スタイル、愛する人のために走ることへの情熱を共有し、スポンサーシップ以上の何かを持っており、当初から完璧にフィットしていたことは明らかでした。トライアンフとDGRのチーム、販売店、DGRのオーガナイザーやライドホスト、そしてこの素晴らしいイベントや活動を情熱的にサポートするライダーの皆さん、この10年間、DGRに関わったすべての人の努力がもたらした影響力を誇りに思いましょう。
ボンネビルT120ブラック・DGR限定エディションの発表をこの偉大な活動を祝福する新たな機会とし、これからもDGRの精神を体現してライダーの皆さんを魅了していきたいと考えています」
新型トライアンフ ボンネビルT120ブラック・DGR限定エディション 概要
ボンネビルT120ブラックDGR限定エディション主要諸元
・全長×横幅×全高:2170×785×1125mm
・ホイールベース:1450mm
・シート高:790mm
・車重:237kg
・エンジン:水冷SOHC並列2筒8バルブ 1197cc
・最高出力:80PS/6550rpm
・最大トルク:105Nm/3500rpm
・燃料タンク容量:14L
・ギアボックス:6速
・ブレーキ:F=Ø310mmツインディスク、Brembo 2ピストンフローティングキャリパー、ABS、R=Ø255mmシングルディスク、Nissin 2ピストンフローティングキャリパー、ABS
・タイヤ:F=100/90-18、R=150/70 R17
ベースモデル:ボンネビルT120ブラックとは
ボンネビルT120ブラックは2021年に大幅な改良が行われ、トルクフルな1200cc並列二気筒エンジンを搭載したほか、先代比で7kgの軽量化、新型の軽量アルミホイールリム、より高性能な仕様のブレンボ製ブレーキなど、大幅に強化されたハンドリングセットアップが施されたモデル。
クルーズコントロールや充実したライディングモード、さらに反応が良くなったスロットルなど、ライディングの快適性を向上させる新しいテクノロジーも装備している。
エンジンとパフォーマンス
T120ブラックはトライアンフが誇るトルクフルな1200cc並列二気筒エンジンを搭載し、より優れたライディングを実現するために開発された。
最新世代のT120では軽量クランクシャフトを採用し、エンジン質量を大幅に削減。クラッチやバランサーシャフトを最適化することで慣性力を低減し、スロットルのレスポンスも向上している。
爽快な走りを実現するために専用のチューニングが施されているエンジンは、低回転域から中回転域まで高いトルクを発揮。また、ピークトルク105Nmを3500rpmという低回転で発揮し、最高出力の80PSを6550rpmで発揮する。
また、緻密に設計された液冷システムによりEURO5規制をクリアしつつ、前世代よりも低い排出ガスと優れた燃費を実現。T120ブラックは、10,000マイル(16,000km)という非常に長いサービスインターバルにより、所有するランニングコストを低く抑えている。
ハンドリング
先代比-7kgの軽量化によってT120のトレードマークである乗り心地がさらに向上している。アルミニウム製ホイールリム(フロント18インチX2.75インチ、リア17インチX4.25インチ)は、バネ下重量と慣性を大幅に削減し、これにより、新型T120のライディング時や静止状態からバイクを発進させる時などの俊敏性や操作性を高めている。
ブレーキシステムには、ツインディスクと2ピストンスライドキャリパーを備えたブレンボ製のハイスペックフロントブレーキを採用し、優れた制動力とフィーリングを実現している。また、トライアンフの最新型ABSと切り替え可能なトラクションコントロールにより、安全性とコントロール性が最大限に高められている。
軽量化、新しいホイール、より高性能なブレーキセットアップの組み合わせにより、最新世代のT120はボンネビルT120史上最高のハンドリングを実現した。
ライダーサポートテクノロジー
ボンネビルT120ブラックは、クルーズコントロールを標準装備し、ライディングモードを充実させるなど、ハイスペックなテクノロジーを搭載。
クルーズコントロールはハンドルバーの専用ボタンで設定するため、ライダーにとって非常に使いやすく、またライディングモードの選択も簡単だ。ライディングモードはレインとロードの2つのから選択でき、路面コンディションに合わせてバイクの挙動を変化させることができる。
そのほか、渋滞時や長距離走行時のライダーの疲労を軽減するトルクアシストクラッチ、キーに内蔵されたエンジンイモビライザー、便利なシート下USB充電ソケット、アクセサリーのグリップヒーターを接続するための内部配線など、ライダーにフォーカスした高いテクノロジーが標準装備されている。
ヘッドライトには各国の法規制に合わせたLEDデイタイムランニングライトが組み込まれており、他の車輌やバイクから自身のバイクを視認しやすくしてくれる。
情報提供元[ トライアンフモーターサイクルズジャパン ]
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