
ヤマハ発動機からミドルスーパースポーツ「YZF-R3」の2023年モデルが発表された。最新排ガス規制への適合を果たしたほか、前後ウィンカーがLEDに変更。また従来ラインナップのシアンに代わって新色「パープル」が登場した。こちらは既に発売されている「YZF-R25」と同じカラーリングで、トレンドを取り入れた斬新なグラフィックはインパクト大だ。
発売は2023年5月10日(水)で、価格は従来モデルから3万8500円アップとなる72万6000円。YZF-R25とも共有するオプション「クイックシフトキット」も適合し、2万2000円で販売中となる。
目次
排ガス規制適合もエンジンパワーは維持!ウィンカーLEDでより豪華に
2015年発売のYZF-R3は、排気量320ccのミドルクラスなスーパースポーツモデルだ。兄弟機「YZF-R25」のボアアップバージョンとなっており、車体サイズや各部装備を共有。ただしエンジンパワーは42PS/10,750rpmを発揮し、ギア比もセッティングが異なるほか、ラジアルタイヤも採用。キャッチコピーである「毎日乗れるスーパースポーツ」というフレーズの通り、高次元な走行性能とスタイリング、さらに日常での扱いやすさを兼ね備えるモデルだ。
2023年モデルではエンジンが最新の排出ガス規制に適合する改修が行われているが、エンジンスペックはほぼ変更なし。装備面は2022年に発売された限定WGPモデル同様、前後にLEDウィンカーを採用、これにより灯火類のフルLED化が実現。さらにオプションパーツとして販売されているクイックシフターも適合することで、ポテンシャルを高めるカスタマイズも可能となる。
また、カラーリングは新色の「パープル」が、従来のシアンに代わり登場した。このほかは従来に続き「ブルー」「ブラック」がラインナップし、全3色での展開となる。
発売は2023年5月10日(水)で、価格は従来モデルから3万8500円アップとなる72万6000円。オプション「クイックシフトキット」は2万2000円で販売。

先行して2月に発売を開始したYZF-R25と同一カラーラインナップとなった今回のYZF-R3。パープルは流行を取り入れた、バイクにはなかなかない珍しいカラーだ。

最新のYZF-R25と装備も共有、LEDウィンカーも標準採用する。これによりファン待望のフルLED化が実現した。
YZF-R3 ABS(2023)
発売日:2023年5月10日(水)
メーカー希望小売価格:¥726,000
ダークブルーイッシュパープルメタリック3(パープル)【新色】
ブラックメタリック12(ブラック)【新色】
ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)【新色】
YZF-R3 ABS(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2090×730×1140mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:780mm
・車重:169kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2筒DOHC4バルブ 320cc
・最高出力:42PS/10750rpm
・最大トルク:3.1kg-m/9000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
・価格:72万6000円
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