サンダー250はクラスを超えた本格カスタム！ 空冷Vツインにスプリンガーフォーク搭載【モーターサイクルショー2023】
サンダー250
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名古屋MCショーにサンダーモーターサイクルが初出展。とても250ccクラスとは思えない超本格ボバースタイルのクルーザーに新車で気軽に乗れるのが魅力だ。
取材協力：サンダーモーターサイクル
空冷V2エンジンはXV250ビラーゴに似ている
2022年春から出荷が始まっているサンダーモーターサイクルのサンダー250は、日本と中国のカスタムビルダーによるプロジェクトで、ハーレーのアフターパーツで使われる74スプリンガーフォークをリジッドフレームに装着する250ccクルーザーだ。
木村信也氏が代表を務めたゼロエンジニアリングのロードホッパーに通じるスタイルにヤマハのXV250ビラーゴをルーツとする空冷Vツインエンジンを搭載。リジッドフレームはクルーザーカスタムの究極形でもあるが、これを手軽な250ccクラスで楽しむことができる。
価格は89万8000円でレブル250など同クラスのクルーザーよりも高いが、カスタム費用を入れるととてもこの金額には収まらないはず。また、普通二輪免許で乗れるのも魅力だろう。販売店も東北から九州まで拡大しており、今後のブレイクが期待されるモデルだ。
THUNDER250 [THUNDER MOTORCYCLES] 2022年春に国内で出荷が開始された250ccクルーザー。本格普及に向けて名古屋モーターサイクルショーで初展示された。
エンジンは空冷V型2気筒249cc、ボア×ストロークは49×66mmでXV250ビラーゴと同じ数値。ただし、ビラーゴ系はキャブレターだったが、こちらはFIに換装されている。
乗車定員は1名でシート高は650mmとレブル250よりも40mmも低くなっている。リアサスペンションがないリジッドだが、シート下のスプリングである程度吸収してくれる。
74スプリンガーフォークは戦前の74キュービックインチのハーレーで使われたスプリンガーフォークが由来のパーツで、現在でも各メーカーが生産して使われている。
フロントは径300mmのディスクブレーキで前後ともABSを採用している。タイヤはクラシックスタイルで定番のギザギザパターンのタイプを装着している。
ピーナッツタンクの容量はわずか7L。スタイル優先なので少量だが、250ccなので航続距離はそれなりにありそうだ。
バーハンドルはフラットな形状で多少前傾姿勢になる。武骨なスイッチ類がかっこいい。メーターはアナログタコメーター+液晶の1眼タイプだ。
サンダー250主要諸元
・全長×全幅×全高：2210×750×980mm
・ホイールベース：1540mm
・シート高：650mm
・車重：175kg（乾燥）
・エンジン：空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ 249cc
・最高出力：17.6PS/8000rpm
・最大トルク：1.9kg-m/6000rpm
・燃料タンク容量：7L
・変速機：5段リターン
・ブレーキ：F＝ディスク、R＝ディスク
・タイヤ：F＝5.0-16、R＝5.0-16
・価格：89万8000円
