2回目となる名古屋モーターサイクルショーが開幕し、地元のアサダモーターサイクルが大規模なブースを出展した。フルレストア済みの国産絶版車だけでなく、ユニークな"原チャリ"カスタムが来場者の目を楽しませていた。

取材協力:アサダモーターサイクル

今だったらYZF-R7のライトでモノアイ化できそう

アサダモーターサイクルでユニークだったのが原チャリの展示で、ブースを囲むように1990年代前後のモデルを多数展示。中でも来場者を楽しませたのがシャアザク仕様のスーパージョグZRで、戦いの痕跡がリアルに表現されており、ハイレベルなガンプラのようだ。

シャアザク仕様はヘッドライトがモノアイで塞がれており現状では走行できないと思われるが、ぜひここに新型YZF-R7などで使われるLEDヘッドライトを仕込んで欲しい。ステム部分には動力パイプと排熱ダクトもあるので、何らかの冷却機能をもたせているのだろうか。

スーパージョグZR改 [ASADA MOTOR CYCLE] 同車をベースにしたシャアザク仕様のカスタム。切りつけられた跡や無数の弾痕などがあり、幾多の修羅場を潜り抜けてきたようだ。

ZXR400では洗濯機ホースと呼ばれた蛇腹のダクトはバイクとの相性が抜群。そのルーツはやはりザクにあったのだと再確認できる。シャア専用の証であるツノも再現されている。

ウイングを起こしたりナンバープレートを折らずに角度を変えられるようにするカスタムは1990~2000年代の定番。ウイングには元々ハイマウントストップランプが仕込まれている。

コックピットにはタコメーターやホルダーマウントが追加されており、実際に使用されているようでもある。ジオン軍の突撃宇宙軍のマークで気分も高まりそう。

メーカー不明のチャンバー。膨張室容積を拡大しておりストレート構造だと車体から飛び出てしまうため、サイレンサー部分を折り返すのも定番スタイル。色はもちろん赤にペイント。

ベルトケースには「シャアザク」の文字。オーナーのこだわりと愛情が伝わってくるディテールだ。

スーパージョグZR(1995年) [YAMAHA] 従来型からウイングを大型化したYG50系のZRがベースと思われる。50ccスクーターが"原チャリ"呼ばれていた時代の名車でフロントにはブレンボ製のキャリパーが装着されていた。

アサダモーターサイクルのブースは国産絶版車のミュージアム

シャアザク仕様のスーパージョグZRを展示したアサダモーターサイクルは、名古屋市にある国産旧車のレストアや販売などを手掛けている企業。バイク販売の「Rworks」、修理を行う「MechanicalDoctor」、パーツの製造販売を行う「VOLTE」を展開している。

アサダモーターサイクルのブースでは、「再生新車」の展示やフルオーバーホール中のエンジン、再塗装されたフレームやタンクなど、新車同様のコンディションを実現する技術力をアピール。マッハ3やCBXなど希少な国産絶版車のミュージアムのようだった。

アサダモーターサイクルでは、タンクや外装の塗装はもちろんフレームやエンジンなど様々な部分をペイントし、「再生新車」に仕上げていく。

メカニカルドクター部門ではエンジンオーバーホールも手がけており、500件以上の実績をもつ。写真は750ターボのエンジンでミッションなどには強化コーティングを施している。

写真のCBXだけでなく、ピカピカの500SSやZ1-R、GT750などの国産絶版車が「再生新車」として展示されていた。

https://news.webike.net/motorcycle/307450/
https://news.webike.net/motorcycle/305398/

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