大阪モーターサイクルショーで初公開された新型エリミネーター/SEは4月25日の発売が決定。そして、Webikeスタッフが早速跨ってきたのでレポートしたい。

シート高はSTDが735mm、ローシートは715mm、ハイシートは765mmだ

大阪と東京モーターサイクルショーで初公開され、その注目度の高さから発売日が前倒しされた新型エリミネーター/SE。価格はSTDが75万9000円でカラーリングは白と黒、ドライブレコーダーとUSB電源などを装備するSEが85万8000円で艶消し黒を用意している。

新型エリミネーターは、排気量こそ異なるもののホンダのレブル250と同様ロー&ロングの低シート高がウリのスポーツクルーザー。ただし、シート高はレブル250の690mmに対してプラス45mmの735mmあり、対策としてオプションでローシートが用意されている。

ローシートを装着するとシート高が20mm下がり715mmになるので、足つき性が向上。一方、体格に恵まれているライダーに向けてシート高を30mm高めるハイシートも用意されており、765mmのシート高でヒザの曲がりを抑えることもできるのだ。

今回この3種類のシートを身長165cmのWebikeスタッフが試してみたところ、STDでも両足かかとまで接地した。ローシートではヒザまわりが窮屈になるほどで、さらにしっくりきたのがハイシート。かかとは浮くが腰高の方がワインディングでも楽しめそうだった。

ELIMINATOR [KAWASAKI] Z400系の並列2気筒エンジンを搭載したスポーツクルーザー。48PSを発揮するスポーティなエンジンと735mmの優れた足つき性で新たなバイクファンの獲得を目指す。

こちらはスタンダードのシートで735mmの足つき性。身長165cmで両足かかとまで接地した。

こちらはローシートで715mmの足つき性。身長165cmで両足かかとまで接地し、ヒザが少し曲がるくらい余裕がある。

こちらはハイシートで765mmの足つき性。身長165cmで両足かかとが浮くが、両母指球はしっかり接地しており、車両を支えるのに不安はない。

エリミネーター/SEのシートは3種類用意されている。ローシート(手前)、ハイシート(奥)はともに4万9390円だ。ノーマルのシート(中)と入れ替えるだけなので工具は不要だ。

こちらはスタンダードのシートで走行時のライディングポジション。クルーザーながらミッドステップでスポーティなのが特徴だ。

こちらはローシートでの走行時のライディングポジション。着座位置の変化で上体が少し後ろに傾くので、安楽なポジションに変化する。

こちらはハイシートでの走行時のライディングポジション。重心が高くなり上体も少し前傾するので、スポーティなポジションに変化する。

3種類のシートの断面比較。スポンジ部分の分量が異なるので、快適性にも違いがでそうだ。

エリミネーター/SE主要諸元

・全長×全幅×全高:2250×785×1100/1140mm
・ホイールベース:1520mm
・シート高:735mm
・車重:176/178kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2筒DOHC4バルブ 398cc
・最高出力:48PS/10000rpm
・最大トルク:3.8kg-m/8000rpm
・燃料タンク容量:12L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=130/70-18、R=150/80-16
・価格:75万9000円/85万8000円

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