
S1000RR(999cc)
オーナー:としやさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはBMW「S1000RR」、オーナーは「としや」さんです。
2009年に発売されたS1000RRは、ボクサーツインのヘリテイジモデルというBMWのイメージを大きく変えたスーパースポーツ。156PSの最高出力を誇る直列4気筒エンジンや最新の電子装備を備えたパフォーマンスはもちろん、異形デザインのヘッドライトも特徴的でした。そんなS1000RR、最新モデルでは210PSにエンジンパワーをアップさせたほか、スタイリングも大きく変わりました。
最も特徴的なのはフロントマスクに装備するウイングレット! 近年のGPレーサーでは一般的になってきたこの装備も、まだまだ市販車では見かけないものですが、BMWは惜しみなく投入。見た目のイカツさ、異質さもトップクラスながら、機能面では走行風によるダウンフォースを発揮。時速300kmで17.1kgの荷重を生じるというこのウイングレットは、新鋭のトラクションコントロールシステムと組み合わされることで高速域での安定性を高めてくれるのです!
しかし、実際に時速300kmを出してツーリングできるわけではありません。公道での効果は実際どうなんだろう!? というところなんですが、さっそくインプレッションを投稿してくれた「としや」さんの感想はかなり参考になるもの。2021年式のS1000RRから2023年式に乗り換えたとしやさんですが、やっぱり一層レーシーさを増したデザインに惚れ惚れ! ウイングレットも高速道路では「明らかに先代のS1000RRより安定感というか、地面により食いついた」ということで、ツーリングで使用する速度域でも充分その恩恵は感じられるようですね!

有機的なシルエットとなった新型S1000RR。燃費やエンジン熱、点検費用などネガティブな面もあるとのことですが、「それらを補って余りある魅力」に気づいてしまったというとしやさんの愛車でした。

2023年2月に納車が始まったばかりの新型ながら、既にちらほらとWebikeにも愛車投稿が始まっています。こちらは「てる」さんのS1000RR。姿勢なども従来と変化しているようなので、気になるライダーはぜひ試乗を!
■購入動機・用途・比較車種
以前所持していたS1000RRで転倒し盛大に破損させてしまい、修理するよりも新しく買い直したほうが安いし安全だと思い新型の購入に踏み切りました。
ちなみに盛大に転倒した際の修理費用は約50万を超えると言われました。BMWで壊すととんでもないことになります。
■長所
なんといっても見た目がカッコいい。
よりレーシーなデザインになったけれどゴテゴテしすぎていないスタイリッシュなデザインは見ていて惚れ惚れします。
また話題になっているウィングの存在も大きいですね。
納車してまだあまり走ってはいないので恩恵もそこまで受けていないですが、高速道路を走った感覚としては、明らかに先代のS1000RRよりも安定感というか、地面により食いついた走りをしてくれているという感触がありました。
用途としても、グリップヒーターやクルーズコントロールといったツーリングにあるとありがたい装備が先代からそのまま継続してくれており、ロングツーリングや冬場の走行などでも活躍してくれそうです。
■短所
相変わらず燃費が悪いのがネック。
渋滞や信号などでストップアンドゴーを繰り返すとあっという間に燃費が下がっていきます。
またフレームが熱くなり内腿を焼いてくるのもご健在なので、熱対策などをしっかりしておかないと低温やけどをしそうです。
■これから買う人へのアドバイス
他の人と被りにくい、スタイリッシュな見た目が好き、とことんまで追求された機能美が好き、という人には大変おすすめできます。
ただ、燃費などを気にする方にはおすすめできません。
また定期点検などにかかる諸費用も高いのでコスパも悪いです。
それらを補って余りある魅力に気付いたのであれば一考の余地あり、かもしれないです。
S1000RRのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.62
評価人数: 862人
新車平均価格: 285.18万円
中古車平均価格: 173.92万円
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