【VTR250 レビュー】優等生（洗練されたＶＴ） ”ウェビックユーザーの「愛車を語ろう！」”

ホンダ VTR250 オーナーレビュー

ウェビックコミュニティ「愛車を語ろう！」キャンペーンより、VTR250に乗る「tamarin-r」さんの熱い語りをご紹介！
良いところや不満なところなど、オーナーだからよくわかるVTR250のインプレ・レビューを語ってくれました。

1.【簡単な自己紹介】

80年代後半のバイクブームでバイクの楽しさを知ったおっさんです。
下道ツーリングが好きで黙っていれば1日中走っています。今回は少し古い話で、リターンしてから初のマニュアル車の話です。
リターンしてからスクーターばっかりでしたが、やはりそこは昔乗ったなんたらでミッション車に乗りたくなり、丁度熊本のホンダで試乗会があったんで行ってみたんですね。何台か試乗して一番乗り易かったのがむかーし乗ってたVT250Fの現在形VTR250のFIでした。
自宅に帰り着いたら無性に欲しくなり財布と相談で旧型のCAB車を探して、近くに（しかも大好きな青色）手ごろな中古車を見つけました。速攻で購入しました。

2.【満足している点・長所】

VTRといえばトラスフレーム美しいと言えば美しいですね。某イタリア車のパクリと言われ、ポケットモンスターとも・・・
まあツインチューブのアルミフレームで育ったおっちゃんにはどう見ても重そうでしたが、車重は当時の250cc並みに軽い、取回しが楽ですね。

歴史あるエンジンで音は嫌いですが燃費が良く、なんといってもシングルより分厚い低速トルク。VT250FEよりパワー無くなった分更に乗り易い。その分最高速度は落ちてますが、良い年なので140kmも出しません。丁度いいですね。兎に角ホンダらしく優等生で最高に乗り易い、丈夫で壊れない！

良いところを整理しますと、丈夫で壊れず軽くて取り回しが楽しかも乗り易い。必要十分なパワーと最高速度、燃費も優秀。ネイキッドのスタイル（クラシカルでもファイターでもない）と言ったところでしょうか。

3.【不満な点・短所】

私は下道ツーリングが趣味なので・・・欠点は特にないと言いたいのですが、まず収納が”0”です（FI仕様で解決してます）。ニーグリップ時に膝がフレームに当たり気持ち悪い。（これもFI仕様で解決してます）
これはVTRの欠点ではないですが（ネイキッド全般）風がもろに体に当たるので体力を消耗するかな。ロングツーリングにはビキニカウルは必要ですね。
乗り易さと楽な運転との裏返しなので欠点と言えないかもですが5速というのも・・・6速欲しいかな。

後は個人差がありますが昔からこのエンジンの排気音が嫌いですね。なんか高揚感がないんですよね。4発じゃないから仕方ないですけど。4発でもV型は同じ様にこもった音でしたね。VF400なんか今思えば懐かしいですが・・・。

4.【まとめ(こういう人におススメ等)】

先ずはリターンライダーにお勧めしたい。安心して乗れます。軽いし取り回しも楽なので女性にもお勧めしたい。初めて乗る方にもこれで基礎を身に着けてほしい。やはり優等生と言う言葉が似あいます。燃費もいいし風の対策さえ講じれば長距離も大丈夫。タフなエンジン。充分なパワー。意外とコーナーリングも得意ですよ。個人の見解ですが・・・

乗っていてなんか足りないと思っていたのですが、VTはスパーダ以前はハーフカウル付きのツアラー路線だったんですよ（2013年に”Ｆ”が発売されましたが）。初代はメータバイザー（当時はカウルの認可が下りなくて）でしたっけね。
足らないもの・・・それは、ハーフカウル。当時はホンダが作ってくれなかったので自作しました。VTR250Fと名付けましたよ。スズキのGS250FWのカウルを購入し純正色に塗ってもらい、ステーは自作して2か月がかりで出来ました。でも、完成したら燃え尽き症候群ですかねもっと面白いバイク、もっと頻繁にギヤチェンしないと走らないバイクに乗りたくなりました。下道ツーリングが趣味なのでいっそ125ccでもいのではと思い始めてました。
VTRの最大の欠点は乗り易過ぎて（楽過ぎて）面白くないという事でした（当時はです）。でも何年か経って、今またVTR（FIのF仕様）に乗ってます。旅バイクとして最高の相棒です。

tamarin-rさん、VTR250愛がひしひしと伝わってくる語りをありがとうございました！

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