
Ténéré700(688cc)
オーナー:kenkiさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはヤマハ「Ténéré700」、オーナーは「kenki」さんです。
2019年に発売されたヤマハ「Ténéré700(テネレ700)」は、ヤマハが誇るビッグオフローダー「テネレ」シリーズの最新モデル。'83年登場の「XT600テネレ」から始まるこのシリーズは、フランス・ソノートヤマハによるパリ・ダカールラリーへの参戦モデルから連なる歴史を持つ、冒険心に満ちたオフローダーです。
そんなテネレシリーズの遺伝子を色濃く継いだ現行のテネレ700は、「MT-07」と基本設計を共有する688cc水冷並列2気筒エンジンを搭載し、21インチ/18インチの走破性の高いホイール、16.0Lの大容量燃料タンクを装備。オフロード性能と航続距離を両立した硬派なモデルとなりました。いかにもラリーレイドなスクリーン一体型のヘッドライトや、大型液晶メーターも冒険心をくすぐります。
ただし、気になるのはその大きさ。大型アドベンチャーモデルはみんな大きいのですが、テネレ700はハイレベルな走破性と引き換えに875mmというシート高(参考:スズキ・Vストローム1050は850mm、ホンダ・CRF1000Lアフリカツインは870mmでした)で、車体は比較的軽いものの、サイズ感は圧倒的。小柄なライダーにとっては身構えてしまうスタイリングです。
今回紹介する「kenki」さんは身長167.5cmでテネレ700を所有されているオーナー。多少の苦労はあるものの、オフロードを織り交ぜた長距離ツーリングにはピッタリのマシン! ということでおススメ度は高そう。気になる足つきについては、ワイズギアから発売されている純正ローシートとローダウンリンクにより、シート高をマイナス38mmした「ローダウン仕様」にすることで対処。しかし立ちごけはしやすいため、ガード類はしっかり装着していくべきという実践的なアドバイスも投稿いただいています!

ゆっくり走っても楽しく、高い車高ゆえの見晴らしは最高!というテネレ700。ビッグオフローダー自体の選択肢があまりない現在、パーツやサポートも安心できる国内メーカーがラインナップしてくれているのは非常にうれしいところ。

こちらはGumborさんのテネレ700。「未舗装路もフラットなら問題ない」ものの、ガチオフにはちょっと重すぎ……という性格とのこと。205kgの車重はアドベンチャーモデルと比べれば軽量ですが、オフローダーの中では重量級。走行シチュエーションには注意が必要ですね。
■購入動機・用途・比較車種
それまで乗っていたハスクバーナのスヴァルトピレン401とは対照的な、ど迫力ボディーサイズ、本格オフローダーなのに高速道路も余裕の走り。ハーレーとはまた違ったオラオラ感。
国産車ならではのリーズナブルな維持費に魅力を感じました。電子制御が少ないのも故障による維持費が安くなるのではとの期待あり。当初はハスクバーナのノーデン901と迷いましたが、購入後の維持費も考えてこちらにしました。
遠くの林道目指してバビューンと遠乗りもいけるオールマイティー感がとてもいい。
■長所
ゆっくり走っても楽しい。
ノーマルでも音が良い。車で言うSUVに乗ってるような楽ちんさと乗り心地、振動がほとんどなく快適です。
オフ車なのである程度の立ちゴケや転倒に強い。
見晴らし最高。オフロードも混ぜた長期間の旅バイクとしては最高です。販売店も全国にあるので旅先での故障やトラブルにも強そうです。たくさん距離を走る方、旅やツーリングで遠くまで出かける頻度の多い方には国産車のテネレはマストな選択だと思います。
■短所
仕方ないけど、立ちゴケしやすい。
167.5cm身長の私はローダウンバージョンでもなかなかキツイです。
それと車体が大きいのである程度の駐車スペースが必要。
取り回しは慣れれば意外に余裕です。
■これから買う人へのアドバイス
身長170cm未満の人はローダウン仕様をお勧めします。
私もノーマルで乗りたかったのですが、足つきが不安だと楽しくライディングできない。
低身長の方はエンジンガードやタンクガードの装着を強くお勧めします。立ちゴケ時にボーディーへのダメージを大きく減らすことができます。
Ténéré700のユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度4.01
評価人数: 193人
新車平均価格: 139.69万円
中古車平均価格: 134.74万円
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