
往年の雰囲気を再現し、現代的な乗り味も実現
角タンクやビキニカウルによって、いわゆる“ローソン”にカスタムされるケースが多いZ1000Jだが、アメリカンドリームの手によるこの車両は、あえて丸タンクを使用し、なおかつライムグリーンでペイントすることによって、ローソンレプリカの源流となったAMAスーパーバイク仕様のマシンを再現させている。
往年のカスタム車らしい雰囲気を再現しつつ、各部に信頼性の高いパーツをふんだんに投入。Z1000J特有の弱点もキッチリと対策するなど、ヒストリックモデルながらも気軽に乗ることができる仕様を目指している。
カスタムは足まわりを中心に行なわれている。フロントフォークはXJR1300用とすることでノーマル然とした雰囲気で仕上げている。さらにインナーチューブにはチタンコートをほどこし、スプリングをオーリンズとして硬めのオイルを採用。これにより調整幅がより広くなり、走りのシーンに合わせて適正なセッティングが可能になった。
リアまわりはウィリー製スイングアームにオーリンズを組み合わせるが、ダンパーのストローク量を短めに設定することで、サスペンションの性能をフルに活かすことができるようにした。ホイールはヒストリックモデルとバツグンの相性を見せるゲイルスピード・タイプNで、同店とアクティブのコラボモデルだ。
フレームはタンク下、サイドの集合部付近といった定番ポイントはもちろん、JやRの弱点でもあるエンジンマウント部も補強。ブレーキまわりや電装系など、ヒストリックモデルでは必須のポイントも抜かりはない。
情報提供元 [ カワサキイチバン ]
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