【VTR-F レビュー】丁度良い優等生 ”ウェビックユーザーの「愛車を語ろう！」”

ホンダ VTR-F オーナーレビュー

ウェビックコミュニティ「愛車を語ろう！」キャンペーンより、VTR-Fに乗る「tamarin-r」さんの熱い語りをご紹介！
良いところや不満なところなど、オーナーだからよくわかるVTR-Fのインプレ・レビューを語ってくれました。

1.【簡単な自己紹介】

80年代後半のバイクブームでバイクの楽しさを知ったおっさんです。平成に入ってから20年くらい降りていましたがリターンしました。下道ツーリングが好きで黙っていれば1日中走っています。

元々ツーリングが好きなのでNINJA250SLを購入する時にVTR250Fの中古を探したのですが金額が合わず断念しました。体も大きくないので小型のバイクが好きでNINJA250SLの125cc並みのスリムな車体、軽量なところ、年式の割にリーズナブルな価格に惹かれてVTR250Fを諦めました。

NINJA250SLは峠で楽しいバイクでしたがツーリングには少しですがきついものがあり（バイクに飛ばせ！と急かされる感もあり）スクーター（PCX150）にかえてのんびりツーリングしてました。PCX150に飽きたころ格安のVTR250Fを見つけ色々考えて1か月悩んで購入しました。キャブ車をハーフカウルに改造しツーリング仕様にしてましたが今回はメーカ純正です。やはりデザインがしっくりきますね。

しかしよく見るとコストダウンの影響かヘッドライトはCBR250Rの流用で、スクリーンも少し低い感じです。

2.【満足している点・長所】

VTRといえばトラスフレーム美しいと言えば美しいですね。初期のVTR250Fは目立つ赤フレーム（VT250Fを彷彿）ですが、MC後はシルバーで奇しくも昔乗ってたキャブ仕様と同じですね。私的にはさりげない色で気に入ってます。目立てないという見方もありますが・・・。

MCでリアタイヤの径が小さくなり、ローギヤ化されたことで回転数上がりすぎてなんか嫌だったので、フロントスプロケを標準の14から15に変えました。登り坂で5速を使うのが少し苦しくなりましたが、元々低速トルク型のエンジンなので特に乗りにくさは無いです。逆に燃費が1割上昇し、この点は狙い通りでほくそ笑んでます。取回しは相変わらず楽ですね。ハーフカウルの重さは特に感じません。

歴史あるエンジンで音はキャブ車と同じで嫌いですが静かなので良しとしましょう。どうあがいても4発の胸のすく音は望めませんので・・・。
コロナの影響で長距離は走ってませんが、自動車専用道路を100km／h+アルファで余裕なので実用上は問題なし。しかしながらスクリーンの高さが低く結構体に風当たります。
キャブ車で気になっていたニーグリップ時に膝がフレームに当たる部分はプラスチックで覆われ（シルバーの部分）違和感がなくなりました。

またキャブ車で最大の欠点だった収納”0”はシート下にあったバッテリーを移動しバッテリー分収納スペースになってます。
ここに薄手のカッパが入りますのでぶらっと出かけられるのが最高です。写真のように小型のシートバッグは付けて出かけることが多いですけどね。

3.【不満な点・短所】

バックミラーが横に広がっている割によく見えません。
ハンドルに付替えました（GROMで使っていた物です）外した跡には、ドラレコを取付ました。反対側には自作で眼帯を作りました。

後はギヤ比がローギヤ過ぎるのでスプロケで調整しました。V型エンジンの欠点が2つ横にスリムなので寝かしやすいのはメリットですが、逆に縦に長いのでハンドルが遠く感じます。

エンジンヘッドが後方にもありますので暑いです。夏場が心配ですね。プラグ交換も後ろ側はタンク外す？MCでサスが柔すぎるのも好みでしょうが私はちょっとですね。乗心地は良いと思いますが、しかし尻がすぐ痛くなります（GROMほど極端ではないですが）。スクリーンは市販品で延長してあります。一回外してみましたが効果ははっきり確認できました。

あとツアラーとしては燃料計が付いてないです。またタンク容量も12Ｌなので燃費はいいのですが少し不満かな。
数少ない短所ですね。

4.【まとめ(こういう人におススメ等)】

キャブ車と同じですが先ずはリターンライダーにお勧めしたい。安心して乗れます。
軽いし取り回しも楽なので女性にもお勧めしたい。トルクがあって更にローギヤなのですごく楽に乗れます。（ハンドルが遠いのはハンドル変えましょう）5速なのも逆にずぼら運転できますのでメリットかな。初めて乗る方にも癖が無いのでこれで基礎を身に着けてほしい。

キャブに乗っていた7年前はつまらなく感じましたが、年を重ねると（NINJA250SLに乗ったのからかも）この感じ（楽な感じ）がいいですね。バイクに急かされません。またカウル無しの方がジムカーナに使われているというのが素性の良さを物語ってますね。

でもやはり言いたいのは MADE IN JAPAN これですよ。以前のバイクブームの時は当たり前でしたが、今は海外生産ばっかりです。海外生産が悪い訳ではないですよ。でも細かな作り込みネジのトルク管理、シートの取付が軽くすべての精度がしっかりしている。250ccでは比較的高価で中古市場もそれなりに高価ですが価値はあると思います。
やはり優等生と言う言葉が似あいます。

tamarin-rさん、VTR-F愛がひしひしと伝わってくる語りをありがとうございました！

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