
ヤマハから「TRACER9 GT ABS(トレーサー9GT ABS)」2023年モデルが発表された。従来からカラーリングを変更し、「ホワイト」「ブラック」の2色がラインナップされる。諸元等の変更はなし。
発売は4月20日(木)。価格は149万6000円で、年間1,500台の販売が計画されている。
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ミラノショー発表のレーダー・自動ブレーキ制御は搭載なし
2021年に発売されたトレーサー9GTは、それまでの「トレーサー900GT」をフルモデルチェンジした大型スポーツツアラーモデル。「マルチロールファイター」をコンセプトとした用途を選ばない汎用性を備えており、水冷並列3気筒の888ccエンジンは出力120PSを発揮しスポーティな走行性能を持つかたわら、大型スクリーンやグリップヒーターといった、ロングツアラーとしての高い機能性も誇る。また、2022年秋のミラノショーでは欧州向けに「トレーサー9GT+」が発表。ミリ波レーダーの発信装置を装備し、前方を走行する車両や障害物を自動検知。クルーズコントロールや自動ブレーキ制御を行うほか、ワイドな7インチフルカラー液晶を採用した。
今回発表の日本向け2023年モデルでは、ミラノショーで発表された新鋭装備の搭載はなし。従来モデルからのカラーリング変更のみにとどまるモデルチェンジとなった。グラフィックが更新されたほか、新色のホワイトとブラックがラインナップされる。欧州モデル仕様の導入を期待したファンも多かったであろうが、来年以降のモデルに望みをかけたいところだ。
発売は2023年4月20日(木)、価格は価格は149万6000円で、従来モデルの145万2000円からは4万4000円の値上がりとなった。年間1,500台の販売が計画されている。
TRACER9 GT ABS(2023)
発売日:2023年4月20日(木)
メーカー希望小売価格:1,496,000
ブルーイッシュホワイトパール1(新色)
ブラックメタリックX(新色)
TRACER9 GT ABS(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,175mm/885mm/1,430mm
・ホイールベース:1500mm
・シート高:820mm
・車重:220kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列3気筒 888cc
・最高出力:88kW(120PS)/10,000r/min
・最大トルク:93N・m(9.5kgf・m)/7,000r/min
・燃料タンク容量:18.0L
・変速機:リターン式・6段変速
・ブレーキ:F=油圧式ダブルディスクブレーキ/R=油圧式シングルディスクブレーキ
・タイヤ:F=120/70ZR17/R=180/55ZR17
情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]
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