ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、トライアンフ「スピードツイン1200」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけトライアンフ「スピードツイン1200」ってこういうバイク!!

スピードツイン(SPEED TWIN)1200は、トライアンフのスポーツネイキッドバイクです。排気量1200ccのエンジンは、同社のネオクラッシクラインが共通して搭載する270°異相クランクを採用するバーチカルツインですが、独自のチューニングが施され他モデルに比べ大きくパワーアップしています。一見しただけでは、ボンネビルシリーズの派生モデルと思われがちですが、実はフレームから新設計されている全く別のモデルなのです。

外観からわかるスピードツイン1200の特徴は、現代的な足回りでしょう。前後タイヤは17インチで、最新ハイグリップラジアルタイヤを装備しています。リアサスペンションこそコンベンショナルなツインショックですがスイングアームは楕円ボックス断面形状を持つアルミ製。フロントフォークには高剛性なφ41mmのマルゾッキ製の倒立フォークが使われています。フロントのブレーキシステムには、ブレンボ製モノブロックラジアルマウントキャリパーを採用。

さながら、旧車に現代的なスペシャルパーツを装着したカスタムマシンのようですが、これがバイクメーカーが市販車として作り出した、プロダクションモデルであることに大きな意味があります。当然、パッケージとしてのバランスが整えられており、見た目こそクラシック感が強いものの現代のスポーツネイキッドとして成立しています。

エンジンの最高出力は100PSと、トライアンフのバーチカルツインエンジンにおける最強クラスのスペックを誇ります。ですが、使いこなすのにスキルが必要な高回転型というわけではなく、最大トルクは4250回転で発生させています。低中回転域でズ太いトルクを持つ上に、二次減速比はかなりショートな設定。加速感はスペック以上に強烈です。「スポーツ」「ロード」「レイン」の3段階切り替え式のライディングモードを装備し、トラクションコントロールやABSといったライディングアシストデバイスも備えています。

スーパースポーツに匹敵するハードウェア構成を持ち、スポーツネイキッドとしてかなりの速さを持つスピードツイン1200ですが、軸足を置くのはあくまでストリート。ポジションは、上半身がほぼ直立するリラックスしたもの。ステップ位置はやや後退気味の、スポーツライディングを意識したものですが、長距離走行が苦になるようなことはないでしょう。足つき性の良さなど、取り回しの面も考慮されていると感じます。

オーセンティックなバイクのスタイルが好き、けれど旧車だからとスポーツ性能に妥協したくはない。しかも使い勝手の良さも譲れない。そんな我儘なライダーにピッタリなのが、スピードツイン1200なのです。

Webikeユーザーはスピードツイン1200をどう感じている?

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SPEED TWIN 1200
新車平均本体価格:173.33万円
中古車本体価格:162.78万円
口コミ件数:12件
※データは2023年3月14日現在

オーナー平均満足度は5点満点中で3.80!(評価人数:58人)

特筆すべきは走り、ルックス、とりまわしの評価が4点を超えていることでしょう。クラシックバイクのようでいて装備は最新鋭。意外とワインディングも楽しめるという声も印象的でした。
一方、積載性については低めの評価が、ほぼ入らない・・・という声もありますが、ツーリングバッグを装着するなどして解消しているようです。

スピードツイン1200のざっくりまとめ

よいところ

パワフルだが急かされないエンジン特性
見た目がクラシカルでかっこいい
取り回し余裕!
スポーツモードのパンチ力が凄い
パラレルツインの鼓動感

悪いところ

国産と比べて圧倒的高価格
冬でもラジエターファンがしょっちゅう回る
ニーグリップがしにくい
積載は絶望的
カスタムパーツが少ない

スピードツイン1200オーナーの声

ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。

購入動機・用途・比較車種 発表された当時に試乗してまさにthis is it でした。
長所・満足な点 とにかくこのスタイルと当時最新盤だったスポーツモードやライドバイワイヤなどなどオールドスタイルなのにガンガン乗れば楽しい所、タイヤも17インチで豊富。
短所・不満な点 楽しいので峠や山道に行くとステップやらエキパイを擦ってしまう。あとチェーンのカバーが短いので遠乗りすると背中に
ポツポツ黒い染みが出来ます。
これから買う人へのアドバイス いわゆるボンネビルスタイルで遠慮なくガンガン乗り回せる
装備と最初からカスタム仕様の格好良さは素晴らしいと思う
私60,500大きなトラブル皆無でした。

購入動機・用途・比較車種 気になっていたバイクではあったが、コロナ禍で注文から納車まで半年から一年と聞いていたので買う気は無かった。
前車(トライアンフ)の二度目の車検のタイミングに客のついていないスピードツインが入荷したと連絡があり買い替えに至る。
長所・満足な点 ・パワフルだが急かされないエンジン特性。
・270°クランク、バーチカルツインの鼓動感。
・ガンガン走ってもゆっくり流しても同じように楽しい。
短所・不満な点 ・普通に走って燃費が18L/km程度。排気量からすると普通かも知れないが、タンク容量が14Lと小さいので航続距離が短い。
・冬でもラジエターファンがしょっちゅう回る。
 夏になったらどうなるのか。
これから買う人へのアドバイス トライアンフは3気筒×1台、2気筒×2台目。ドカや国産バイクも乗ったけど故障、維持費は変わらないかな。

購入動機・用途・比較車種 普段使いにモダンなクラシックバイクが欲しかった。ツインエンジンのドコドコ感が楽しめて、それでいて加速力のあるバイクが欲しかった。シングル、Vツイン、4気筒は所有しているのでパラレルツインならと思った。
長所・満足な点 見た目がクラシカルでかっこいい。ツインエンジンは音も子気味良くしっかりと前に押し出す感じで加速する。コンパクトな車格で車体重量も軽いので取り回しはかなり楽です。
短所・不満な点 ネイキッドなので、風の抵抗をモロに受けます。安価なメーターバイザーで随分整流されるけど、スラクストンのカウルが欲しくなります。ハンドルもバーハンドルの絞り込みが無く幅が広いため、ワイディングを楽しむとき抑え込みにくい。
これから買う人へのアドバイス 英国製なので、工具は国産バイクと同様のものが使えます。外車の所有欲以外なら国産バイクが気持ち的には安心です。3年間は点検整備をトライアンフ代理店に診てもらえば保証は受けられますが、自宅から近くないと不安かも。今のところ故障は無いですけど。

 

 

スピードツイン1200のライバルをチェックする

スピードツイン1200の直接的なライバルとなると、同じトライアンフのカフェレーサーカスタムモデルであるスラクストンRSが最も有力な候補に挙げられるでしょう。

スラクストンRSは他のトラインフ製ネオクラシックモデルと同様に、同社の過去の名車からネーミングを取っています。本国イギリスで開催されていた耐久レース「スラクストン500」での勝利に因ん名付けられたスラクストン(THRUXTON)がルーツで、同車はマン島TTなどでも活躍した歴史を持ちます。

スラクストンRSは、そのスピリットを受け継ぐマシンです。現行モデルのエンジンは、スピードツイン1200を上回る最高出力を発揮。低く構えたクリップオンハンドルが生み出すコンパクトなライディングポジションがスポーティです。倒立フォークやラジアルマウントキャリパーといった現代的なハイパフォーマンスパーツを装備していますが、エクステリアはクラシックテイストが強いものです。前後に17インチのハイグリップラジアルを採用していますが、装着されているのはスポークホイール。速さとヴィンテージ感を両立した、スラクストンRSはメーカーメイドカフェレーサーカスタムなのです。

それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年3月14日現在です。

トライアンフ スラクストンRS

THRUXTON RS
オーナー平均満足度:3.67(評価人数:37人)
新車平均本体価格:205.46万円
口コミ件数:2件

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コメント一覧
  1. ほとむ より:

    去年に国産大型バイクからスピードツイン1200に乗り換えました。
    記事にあるように、非常に取り回しもしやすく、ゆっくり乗ってもそれなりにスピードを出しても、どちらでも満足感の高いバイクです。
    スタイリングも完全なクラシックというより、往年の「ザ・ネイキッド」というイメージで非常に気に入っています。

  2. 外車3台持ちのおバカ より:

    スラクストンR 2019モデルに乗ってます。
    オーナーさんには申し訳ないですけどやっぱりスラクストンの方が質感高いですね。 
    特に初期モデルにはあからさまなコストダウンを感じます。スタイルだけの違いに見えますが足回りの完成度がかなり違うかな?もちろん装着パーツも違いますし、価格差もあるので当然なんだけどスタイルと価格だけでスピードツインを選んではいけません。
    買ったあとの満足感はスラクストンが勝ると思います。セパハンがイヤならバーハンキットも出てますし、タンデム仕様にも出来ます。ノーマルで満足できるならよいのですがより上質感を求めカスタムしたい気持ちがあるならスラクストンをオススメします。
    とは言えスラクストンも2024で生産終了してしまいます。中古も高値安定。
    悩んでる人はお早めに!

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トライアンフ SPEED TWIN 1200の価格情報

トライアンフ SPEED TWIN 1200

トライアンフ SPEED TWIN 1200

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