
スズキは250ccフルカウルスポーツ「GSX250R」の2023年モデルを発表した。従来からの変更点は、最新排ガス規制への適合とABSの標準採用化、新色の追加。今回追加のカラーリングはブラック/ゴールド、ブラック/レッド、ブルー、ホワイトの4色がラインナップ。ブラック/ゴールドのグラフィックは2022年モデルの「ハヤブサ」を思わせ、ファンにはたまらないものとなっている。
発売は2023年3月20日(月)。価格はカラーによって2種となり、ブラック/ゴールド、ブラック/レッドが60万2800円。ブルー、ホワイトが61万4900円。従来モデルからは2万円~4万5000円の値上がりだ。
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ネーミングから「ABS」が削除、スタンダードモデル
2017年発売のGSX250Rは、249cc水冷並列2気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ。前身はネイキッドスポーツ「GSR250」にあり、大型の車体と中低速を重視したエンジン特性が特徴的。セパレートハンドルや前後分割シートを備えスポーティな印象ながら、高燃費とトルクフルな中低速域により、日常用途からツーリングまで幅広く活躍できるマシンとなっている。2021年モデルからはABS搭載モデルもラインナップされ、安全性能も高まった。
今回発表の2023年モデルでは、最新の令和2年排出ガス規制にエンジンを適合。WMTCモード時の燃費が0.3km向上した32.8km/Lとなったが、出力やトルク、車体重量といった諸元に変更はない。また装備面ではABSを標準装備することで、従来は「GSX250R」「GSX250 ABS」としてABSの有無から2種類のラインナップがなされていたものが、「GSX250R」に一本化されている。
新色はブラック/ゴールド、ブラック/レッド、ブルー、ホワイトの4色がラインナップ。ブラック/ゴールドのグラフィックは2022年モデル「ハヤブサ」の色使いをイメージできるもので(カラーコードは異なる)、250ccスポーツのツアラーモデルとして存在感を発揮しそうだ。
発売は2023年3月20日(月)。価格はカラーによって2種となり、ブラック/ゴールド、ブラック/レッドが60万2800円。ブルー、ホワイトが61万4900円。従来モデル(GSX250R ABS)からは2万円~4万5000円の値上がりとなる。

新色のブラックはゴールドのアクセントが入ったグラフィック。その姿は大型ツアラー「ハヤブサ」を彷彿とさせるスタイリッシュなデザインだ。(左:GSX250R 右:HAYABUSA【2021】)
GSX250R(2023)
発売日:2023年3月20日(月)
メーカー希望小売価格:「GSX250RRLJM3」(ブラック/ゴールド、ブラック/レッド)¥602,800 「GSX250RRLZM3」(ブラック/ゴールド、ブラック/レッド)¥614,900
GSX250RRLJM3「ダイヤモンドレッドメタリック/パールネブラーブラック」(新色)
GSX250RRLJM3「パールネブラーブラック」(新色)
GSX250RRLJM3「パールグレッシャーホワイト」(新色)
GSX250RRLJM3「トリトンブルーメタリックNo.2」(新色)
GSX250R(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2085mm×740mm×1110mm
・軸間距離:1430mm
・シート高:790mm
・装備重量:181kg
・エンジン:水冷4サイクル2気筒SOHC2バルブ249cc
・最高出力:18kW(24PS)/8000rpm
・最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/6500rpm
・燃料タンク容量:15.0L
・変速機形式:常時噛合式6段リターン
・ブレーキ形式(F/R):F=油圧式シングルディスク(ABS)/ R=油圧式シングルディスク(ABS)
・タイヤサイズ(F/R):F=110/80-17M/C 57H / R=140/70-17M/C 66H
情報提供元 [ スズキ二輪 ]
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