
3月6日にカワサキがモーターサイクルショーの出展概要を発表した。出品車リストの中にある「NEWモデル」は何なのかと話題になっていたが、ブースのイメージ写真にヒントが隠されており、どうやらエリミネーターの可能性が高くなってきたのだ。
テールランプの形が「へ」の字になっているのがヒントに
速報1では、カワサキがモーターサイクルショーに新型を出品すると予想し、過去のスクープ例からメグロ250やエリミネーター250、Z250FOURを候補とした。そして、速報2ではカワサキの発表を受けて記事化。メグロ250やエリミネーター250、エリミネーター400に候補を絞った。
ところが、カワサキが発表したブースのイメージ画像にNEWモデルのテールランプが写りこんでおり、旧エリミネーターシリーズの特徴的な「へ」の字形状が露わになっていたのだ。メグロとエリミネーターに絞り込んだ候補は、必然的に後者で確定だろうという状況になった。
こうなると気になるのは排気量が250なのか400なのか、エンジン型式が2気筒なのか4気筒なのかということ。旧エリミネーターシリーズは250ccが2気筒、400ccは4気筒で発売されていたが、エリミネーター250が発売された1987年には4気筒250ccエンジンがなかったのだ。
ところが、2023年は2気筒にはZやニンジャシリーズの250ccと400ccが存在し、並列4気筒もZX-25R/ZX-4Rの250ccと400ccが存在する。つまりどれが出てきてもおかしくない状況なのだ。もし、新型エリミネーター400だとしてZX-4R系の4気筒だとかなり胸熱な展開になりそうだが、果たして!? ぜひ会場で確かめて欲しい!

新型エリミネーター250 [KAWASAKI] 画像は編集部が制作したCG。この大阪モーターサイクルショーでの発表を予想し並列2気筒エンジンで新たにCGを制作、400cc版の可能性もある(オートバイ2023年4月号より)。

新型エリミネーター250 [KAWASAKI] 画像は編集部が制作したCG。ZX-25Rが話題になっていた時期でもあり当初は4気筒250ccで予想した(オートバイ2021年12月号より)。現在なら4気筒400cc版の可能性もある。

カワサキブースのイメージ写真。ベールに隠されたNEWモデルのテールランプが確認できるが、旧エリミネーター(右上)に近い形をしているのが分かる。これが唯一の手がかりだ。

エリミネーター400SE(1988年) [KAWASAKI] 従来型エリミネーター400はGPZ400R系の並列4気筒エンジンを搭載しており、クルーザーながら54PSを発揮した。4R系なら77PS!?
バルカンSの650ccをベースに400cc化する線もある?
新型エリミネーターの予想として、バルカンSをベースにする線もあり得るだろう。バルカンSの並列2気筒649ccエンジンは、旧ニンジャ650から派生しており、旧ニンジャ400のベースにもなっている。つまりバルカンSの400cc化は比較的容易と考えられるのだ。

バルカンS(2021年) [KAWASAKI] 旧ニンジャ650系のエンジンを今に受け継ぐバルカンSは最新排ガス規制に対応済みで61PSを発揮する。これを400ccにする線もあるのだろうか!?
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