
ロイヤルエンフィールドから新型モデル「HUNTER350(ハンター350)」の国内導入が発表された。同社発のミドルラインナップの中では、レトロなヘリテイジスタイル「クラシック350」、クルーザースタイル「メテオ350」に続く3車種目となるストリートネイキッドだ。これらは共通した349ccの空冷OHC単気筒エンジンを共有するが、車体構成や装備は目的ごとに差別化。ハンター350では前後17インチのホイールサイズに、軽量でコンパクトなボディを備えるスポーティなスタイリングを採用する。
海外では2022年から先行販売がなされているが、インドでは発売から半年で10万台を売り上げるなど、早くも大きな人気を誇るハンター350。国内発売はカラーが異なるDapper(ダッパー)とRebel(レべル)の2バリエーションがラインナップされ、価格はDapperシリーズが65万7800円、Rebelシリーズが66万4400円となる。全国のロイヤルエンフィールド正規販売店での取り扱いだ。
目次
クラシックな空冷シングルのストリートネイキッド
2022年に海外発表されたハンター350は、「クラシック350」「メテオ350」と共通したコンポーネントの349ccの空冷OHC単気筒「Jシリーズ」エンジンを採用した新モデル。そのコンセプトは混雑した市街地や入り組んだ道でも俊敏に走行できる、コンパクトでシャープなハンドリングというスポーティーなもの。このためフレーム、ホイールサイズ等が従来ラインナップから大きく見直されているほか、車体重量も軽量な185kgに抑えられた(クラシック350は195kg、メテオ350は191kg)。
今回日本に導入されるのは、海外で「Metro Hunter(メトロ ハンター)」として発売されているキャストホイール装備のモデルで、カラーリングによりDapper(ダッパー)とRebel(レべル)の2バリエーションがラインナップ。仕様はどちらも同じで、エンジン出力は14.9kW(20PS)/6,100rpmを発揮。車体長はコンパクトな2100mmで、シート高は790mmと低く抑えられた。装備面ではデジタル&アナログ複合のシングルメーター、ハンドルスイッチ内蔵のUSB給電ポート、タック入りのロングシートなど、シンプルながらユーティリティに優れたものとなっている。
従来の「クラシックでレトロ」なロイヤルエンフィールドの印象を覆すアグレッシブなハンター350だが、気になる販売価格はDapperシリーズが65万7800円、Rebelシリーズが66万4400円となる。全国のロイヤルエンフィールド正規販売店での取り扱いだ。

ロイヤルエンフィールドの350ccクラス3車種目となったハンター350。トライディショナルな空冷シングルマシンだが、カジュアルで軽快な運動性能を高めたモデルだ。車体サイズも従来ラインアップよりもコンパクトで、マスの集中も見込んだ設計が盛り込まれている。

海外ではスポークホイールの「レトロハンター」もラインナップされているが、今回国内導入されたのはキャストホイールモデル。カラーはグレー、ホワイト、アッシュ、ブルー、レッド、ブラックの6種類となる。
HUNTER350(2023)
メーカー希望小売価格
Dapper(ダッパー):¥657,800
Rebel(レベル):¥664,400
※ダッパー、レベルに装備の差異はなし
HUNTER350 Dapper
ダッパーホワイト
ダッパーアッシュ
ダッパーグレー
HUNTER350 Rebel
レベルブルー
レベルレッド
レベルブラック
HUNTER350(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,100mm×800mm×1,055mm
・シート高:790mm
・重量:181kg
・エンジン:空冷4ストローク 単気筒SOHC 2バルブ349cc
・最大出力:14.9kW(20PS)/6,100rpm
・最大トルク:27Nm/4,000rpm
・変速機形式:5速リターン式
・燃料タンク容量:13L
・ブレーキ形式(F/R):F=300mm径シングルディスク+2ピストンフローティングキャリパー / R=270mm径シングルディスク+1ピストンフローティングキャリパー 前後ABS付
・タイヤサイズ:F=110/70-17 / R=140/70-17 66P 前後チューブレス
情報提供元 [ ロイヤルエンフィールド ]
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