3月6日にカワサキがモーターサイクルショー出展概要を発表し、ZX-4RRの日本デビューが明らかになった。そして、もうひとつ注目したいのが出品モデルのリストにあるZX-25R SEの存在。10月にインドネシアで発表になった新型25Rも日本で初公開されるのだ。

日本ではZX-25RRの導入はなし!?

ZX-25Rに続いて同じ普通免許の並列4気筒モデルとして新たにZX-4RR/ZX-4Rがデビューしたのは記憶に新しいところ。そして、2023年はZX-25RRがインドネシアで発表になったのも話題だ。250ccと400ccクラスに同時にRRが登場し、まるでレプリカブーム時のような様相を見せている。

RRは走行性能を強化した仕様でクイックシフターを標準装備している他、フロントフォークにプリロード調整機構を追加し、リアには上級グレードのBFRC-liteサスが採用されている。ともにサーキットでラップタイム追求する際にセッティングの幅が広がる装備となる。

一方、モーターサイクルショーの出品リストではZX-4RRが初公開されることになったが、ZX-25RRの名はないので従来通り日本ではZX-25R SEが最上位グレードになると思われる。となると「RR」の称号はZX-4RR(及びZX-10RR)だけの特権となり、プレミアム性が増すはずだ。

ちなみにSEグレードは、アップ&ダウン対応のクイックシフター、スモークスクリーン、フレームスライダー、ホイールリムテープ、USB電源ソケット(シート下に設置)が追加されたもの。400ccと250cc、SEとRRの比較は別記事で解説したので実車を観察する前にぜひチェックしておきたい。

発売時期は新型ZX-25Rシリーズが夏頃、ZX-4Rシリーズが秋頃と予想される。

2023年型ZX-25Rタイ仕様 [KAWASAKI] タイで発表された新型25RはSEの装備が装着されているので、日本ではこのカラーリングでSE KRTエディションとして発売される!?

2023年型ZX-25R SEインドネシア仕様は赤と黒をラインナップしている。日本で導入されるZX-25R SEのカラーリングは不明だ。

2023年型ZX-25R SEインドネシア仕様の黒(右)とZX-4RRを並べたもの。日本での250ccと400ccの上位グレードのラインナップはこのような展開になりそうだ。

4.3インチカラーTFTメーターは全車採用。25Rシリーズはレッドゾーンが17500rpmからとなっており、従来より500rpm高められている。エンジンも改良されているかも知れない。

2022年型カワサキ ZX-25R/SE国内仕様主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:1980×750×1110mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:785mm
・車重:183/184kg
・エジンン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 249cc
・最高出力:45PS/15500rpm
・最大トルク:2.1㎏-m/13000rpm
・燃料タンク容量:15L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70R17、R=150/60R17
・価格:93万5000円/84万7000円

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