カワサキモータースから大型ツアラーモデル「Ninja H2 SX」と、バリエーション「Ninja H2 SX SE」の2023年モデルが発表された。更新点は欧州で先行発表されていた「AHB(オートハイビーム)」の搭載と、「Ninja H2 SX」のカラーリング変更となる。諸元に変更はない。
発売はニンジャH2 SX、ニンジャH2 SX SEともに2023年4月8日(土)。価格はニンジャH2 SXが273万9000円で、ニンジャH2 SX SEが305万8000円。どちらも従来モデルからは8万8000円の値上がりとなった。
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レーダーシステム「ARAS」搭載のH2 SXがオートハイビームで更に洗練
ニンジャH2 SXは2018年に登場した排気量998ccのスポーツツアラーで、スーパーチャージャーを搭載した並列4気筒エンジンを採用。200PSの高出力を発揮するパワートレインを持つ。またレーダーシステムであるボッシュ製「ARAS(アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム)」を装備するほか、アクティブクルーズコントロールや死角検知機能などの最新電子制御機能、メーターのTFT液晶モニタ化やライダーサポートアプリケーション「SPIN」対応、カワサキ初のエマージェンシーストップシグナルなど、新鋭かつ最上級の電子装備も備える。
2023年モデルでは、先んじて2022年秋にミラノショーで公開された欧州モデルと同様の装備が国内に登場。従来機能に加えて、新たに「AHB(オートハイビーム)」システムが搭載されている。これはカメラセンサーにより前方の車両や街灯などの明るさを検知、自動的にハイビームをオンオフさせるもので、夜間走行時の安全性に大きく寄与するものだ。四輪車でも一部のハイクラスモデルに採用が開始され始めたばかりの最新鋭装備でもある。
また、上位モデルとなるニンジャH2 SX SEも同時発表。こちらはスタンダードの装備に加えて電子制御サスペンション「KECS(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)スカイフック」を装備し、より高い水準の運動性能を発揮するバリエーションモデルとなる。
カラーリングはニンジャH2 SXが「メタリックディアブロブラック」に変更。グリーンを基調とした従来カラーに対し、ブラックの勝った精悍な新色だ。従来から採用されている「ハイリーデュラブルペイント(自己修復塗装)」ももちろん継続される。SEはカラーリング変更を受けなかった。
発売はニンジャH2 SX、ニンジャH2 SX SEともに2023年4月8日(土)。価格はニンジャH2 SXが273万9000円で、ニンジャH2 SX SEが305万8000円。どちらも従来モデルからは8万8000円の値上がり。全国のカワサキプラザのみでの取り扱いが予定されている。
Ninja H2 SX(2023)
発売日:2023年4月8日(土)
メーカー希望小売価格:¥2,739,000
主な変更点:
・AHB(オートハイビーム)の新採用
・カラー&グラフィックの変更
メタリックディアブロブラック(新色)
Ninja H2 SX SE(2023)
発売日:2023年4月8日(土)
メーカー希望小売価格:¥3,058,000
主な変更点:
・AHB(オートハイビーム)の新採用
エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック(継続)
Ninja H2 SX(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,175mm×790mm×1,260mm
・軸間距離:1,480mm
・シート高:820mm
・装備重量:266kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ 998cc
・最高出力:147kW(200PS)/11,000rpm【ラムエア加圧時:154kW(210PS)/11,000rpm】
・最大トルク:137N・m(14.0kgf・m)/8,500rpm
・燃料タンク容量:19.0L
・変速機形式:常時噛合式6段リターン
・ブレーキ形式(F/R):F=デュアルディスク 320mm (外径)・/R=シングルディスク 250mm (外径)
・タイヤサイズ(F/R):F=120/70ZR17M/C (58W) / R=190/55ZR17M/C (75W)
情報提供元 [ カワサキモータース ]
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