
2月に速報をお届けしたヤマハのサイクルショー出展予想を改めてお届けしたい。欧州で発売されている原付2種のスポーツモデルが3車種出品されると思われるが、YZF-R125が3月17日大阪に出品されるだろう。
下剋上!? YZF-R25にはないトラコンやスマホ接続も導入
YZF-R125は、15年ほど前から欧州で販売されているスーパースポーツ入門機で、2023年型は大幅なモデルチェンジを実施。欧州のユーロ5排ガス規制に対応した他、上級機種のYZF-R25も搭載していないトラクションコントロールやカラーTFTメーターを採用した。
また、ルックスもYZF-R25の先を行っており、新型YZF-R7と同じようにM字ダクト内に単眼のプロジェクタータイプLEDヘッドライトを設置。R7は、単体でハイビームとロービームを切り替えられる「バイファンクション」タイプとなるが、同じ機能と考えられる。
水冷単気筒SOHC4バルブエンジンは従来型から可変バルブのVVAを採用し、低回転の扱いやすさと高回転域のパワーを追求。規制に対応しつつ最高出力はクラス上限の15PSを維持している。さらに2023年型はオプションでクイックシフターが用意された。
シャーシは、YZF-R125が伝統的に採用しているスチール製デルタボックスに軽量なアルミ製スイングアーム、径41mmフロントフォークをセット。ブレーキも大径292mmディスクに4ポットのラジアルマウントキャリパーを組み合わせて、上級機種並みの装備を誇る。
全てに極まった125ccスーパースポーツは、2023年後半に日本で発売されると予想され、先駆けて3月17日の大阪モーターサイクルショーに出品されるだろう。気になるライダーは実車を直接確かめるチャンスだ。

YZF-R125欧州仕様 [YZF-R125] YZF-R7かYZF-R6に見えてしまう、クラスを超えた125cc。ついに2023年に国内正規ラインナップに加えられそうだ。XSR125とともに注目度が高い。

5インチのカラーTFTメーターを新採用。多彩な表示が可能となる利点を生かして表示テーマも写真の「トラック」モードと通常の「ストリート」モードが用意されている。

新しいメーターは、スマートフォンと接続することが可能で、着信やメッセージの確認ができる他、「MyRide」アプリを介して車両の様々なデータを確認できるようになる。

TFTメーターの採用とともに右側スイッチにダイヤルが追加された。また、トップブリッジはYZF-R1のような肉抜きタイプとしてライダーの気分を高めてくれる。

トラクションコントロールは125ccクラスではスクーターに採用された例はあるが、MT車のスポーツモデルでは例がない。

クイックシフターはオプション設定となっており、装着するために配線処理済みとなる。

注目は新型YZF-R7が採用したダクト内にLEDヘッドライトを収納する新しいRシリーズのスタイルを導入したこと。両サイドに置かれたポジション灯も再現されている。
2023年型YZF-R125欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:1990×715×1045mm
・ホイールベース:1325mm
・シート高:820mm
・車重:144kg
・エジンン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 125cc
・最高出力:15PS/10000rpm
・最大トルク:1.16㎏-m/8000rpm
・燃料タンク容量:11L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/80-17、R=140/70-17
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少し排気量アップして高速も乗れるR150なんかも出るといいのに!
r15一応買えますよ。
前モデルと同様に欧州(フランス?)で製造、日本に
輸入という形なら現行R25と価格的にあまり差はないでしょうね。
インドネシアで製造ならR15と同程度だろうけど…
恐らく前者だし125ccで50万出す需要が見込めるのか
疑問はあるかな。
後者ならともかくね