2月28日にCF MOTO が新車発表会を開催し、800NKを初公開した。同社は2019年にKTMと合弁で工場を設立しており、その関係から800NKのエンジンは790DUKE(デューク)をベースにしたもの。100PSのパワーも注目だが、見所はまるでタブレットのメーターだ。

8インチのタブレット型メーターは上下で機能を分割

CF MOTOの2023年ニューモデルとして発表された800NKは、5インチTFTメーターのSTDと8インチTFTメーターを採用した800NKライノセラス+がラインナップされている。ライノ+のメーターはハンドルに縦長の状態でに設置されており、まるでタブレットのような見た目が凄い。

8インチのメーターは複数のCPUを持つデュアルコアシステムで、上段に一般的なスピードメーターを置き、下段ではスマートフォンやタブレットのようにアプリを展開できるようになっている。また、インカムをブルートゥースで接続するとボイスコントロールも可能だ。

ライノ+のナビゲーション機能は百度(バイドゥ)のマップが付属しており、渋滞区間や通行止めを避けるルートを選んでくれる。また、アップルカープレイも内蔵されているので、スマートフォンアプリをライノ+のメーターで作動させることもできる。

他にも、ライノ+はスマートフォンアプリに対応しており、APP番号キーで開錠が可能。これはアプリを介して共有できるので、家族や友人とバイクをシェアすることができる。もちろん、駐車位置の確認や車両データもスマートフォンで確認できるようになっている。

800NK Rhinoceros+ [CF MOTO] ライノセラスは動物のサイのこと。ネーミングのように鋭いスタイルに仕上げられている。前から見ると8インチメーターはあまり目立たない。

790デュークと並べてみるとシルエットはよく似ている。前後サスはKYB製で径43mmの倒立フォークを採用。フレームはクロモリ鋼管製だが、車重は189kgと軽量に仕上げられている。

790DUKE [KTM] 2017年に登場した790デュークの2023年型。800NKと見比べるとエンジンやメインフレームはほぼ同じだ。同車は890デュークや790アドベンチャーシリーズの基礎になっている。

エンジンの刻印はCF MOTOになっているが、内容はKTMの並列2気筒799ccのLC8cエンジンを採用している。最高出力は100PSなので、790デュークの105PSよりわずかに落とされている。

メーターは下段のマルチメディアエリアでナビや音楽などの機能を利用できる。また、アップルユーザーはカープレイが使用可能な他、iOSに切り替えることでメーターを携帯電話としても使用できる。

こちらはプロモーション動画の一コマ。クルマのカーナビレベルで地図ビジュアルを表示しているのが分かる。中国ではバイクでも情報表示が商品性を高める重要な要素になっているのだ。

800NK/Rhinoceros+主要諸元

・ホイールベース:1468mm
・シート高:795mm
・車重:186/189kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒799cc
・最高出力:100.6PS/9000rpm
・最大トルク:8.26kg-m/8000rpm
・燃料タンク容量:15L
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=180/55-17
・価格:4万6980元(約92万5000円)/4万9980元(98万4000円)

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