
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ホンダ「CBR1000RR-R」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけホンダ「CBR1000RR-R」ってこういうバイク!!
各社がしのぎを削るロードスポーツモデルのトップエンドモデル。それが1000ccクラスのスーパースポーツモデルです。というのも、このクラスのスーパースポーツモデルは世界最高峰のMotoGPの技術がフィードバックされるとともに、スーパーバイク世界選手権(SBK)をはじめとする市販車ベースのレースにも活用されるため、メーカーの力の入れようが凄まじいんです。数あるバイクの中でも花形と呼ばれるカテゴリーがこの1000ccクラスのスーパースポーツモデルなんです。
ホンダが擁するのがCBR1000RRシリーズで、2023年現在の最新モデルは、最高出力が218PSへと引き上げられCBR1000RR-R(シー・ビー・アール1000アール・アール・アール)へと進化しています。
……ですが、シリーズとして大きな転機となったのは2017年のモデルチェンジでしょう。ヤマハのYZF-R1に追いつくべくボッシュ製の6軸IMUを搭載し、電子制御スロットル化されたことで、トラクションコントロールやエンジンブレーキといった電子制御まわりの装備が飛躍的に進化。またチタン製のタンク&サイレンサー、リチウムイオンバッテリーを採用することなどにより、16kgという大幅な軽量化も達成しています。
現行モデルのCBR1000RR-Rは、そこからさらにサーキット性能に一歩踏み込み先鋭化しています。2017年モデルのCBR1000RRの開発コンセプトが“トータルコントロール”であり、公道での操りやすさもある程度考慮していたのに対し、最新モデルのCBR1000RR-Rでは、“サーキットで本領を発揮するマシン”をコンセプトに掲げてサーキット性能に磨きをかけたというわけです。
公道では一般道では60㎞、高徳道路でも最大120㎞が日本の法定速度であり、CBR1000RR-Rの全ての性能を引き出すことは難しいですが、“ロードスポーツモデルのトップエンドモデル”に乗っているという優越感は何物にも変え難いでしょう。
WebikeユーザーはCBR1000RR-Rをどう感じている?
CBR1000RR-R
新車平均本体価格:290.15万円
中古車平均本体価格:270.5万円
口コミ件数:14件
※データは2023年3月7日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.59(評価人数:215人)
特筆すべきは走りとルックスが4.7点越えの高得点をマークしていることでしょう。サーキットにおける速さを追求したパワーユニット、スポーティなカウルデザイン、そしてアップマフラーが多くのオーナーの所有感を満たしているようです。
一方、積載性は1.9点とかなり低い点数となっています。シート下にETC車載器しか入らない、という声もありますが、もとより積載性の無さを覚悟して購入したというオーナーが多いのか不満は少ないようです。
CBR1000RR-Rのざっくりまとめ
よいところ
・見た目がいい
・クイックシフターがあるので左手が楽
・ライディングモードが選べる
・スムーズなエンジン回転とふけ上がり
・コーナーの進入時などに全く不安を感じない
・圧倒的パワー!
悪いところ
・足つき性の悪さ
・前傾姿勢がきつめで、長時間乗ると腰が疲れる
・サーキット寄りの設定で公道は疲れる
・ウィンカーが操作しにくい
・若い方にはちょっと手が出ない価格
CBR1000RR-Rオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | BMW S1000RR/2019から乗り換え。サーキットをもっと極めたくなり、評価の割れるCBRに試乗して惚れた。下取りも頑張っていただき、追い金が少なかったので衝動買いしてしまいました。 |
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長所・満足な点 | まだ慣らし段階ですが…… スムーズなエンジン回転とふけ上がり。S1000RRと比較して手の振動はかなり少ない。また常用速度域でミラーが振動で見えづらいなども無い。ステップ位置も自分には合っており、S1000RRではすぐに交換したが、しばらく袖ヶ浦などで試してから考えます。ノーマルで十分すぎるポジション、ハンドル幅。富士で慣らしを行ったが、自分がうまくなったような気がする。1ランク上の感覚。アクラの音はやっぱり良いですね。まだまだこれからです。 |
短所・不満な点 | ツーリングにはしんどいポジション片道2時間程度まで??サーキット、峠は逆にしっくりくるポジション。 ニュートラルに入りやすい?オートシフター。これはもう少し様子見・・ ウィンカー操作がやりずらい。”for the track”なので仕方ない?? まだまだこれからです。 |
これから買う人へのアドバイス | 人それぞれですが、走りを楽しみたい人には十分すぎる性能で、しっかりサポートしてくれます。レースで勝利を目指す人以外は、ちょっと高いですがSPをお勧めします。 |
購入動機・用途・比較車種 | ハイパワーエンジン開発も縮小の予感と954RRでのサーキット走行も厳しくなってきたのでバトンチェンジ。 30thアニバーサリー発売が決め手に! |
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長所・満足な点 | 30thトリコロールの特別感がいい。シリアルナンバーが嬉しい。クイックシフターの加速感が気持ち良い! |
短所・不満な点 | ハンドルバー垂れ角が試乗距離でも辛い。低速トルクがスカスカだったが、2022モデルで低中速をアップデートしている。 |
これから買う人へのアドバイス | 受注生産で受付期間終了なので、今後の新車購入は困難?中古を待つしかないのかも。しかも価格が下がるとは思えない。 |
購入動機・用途・比較車種 | SSが好き。ホンダが好き。今の年齢を考えると、こんなバイクはいつまで乗れるかわからないから。 |
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長所・満足な点 | カッコが良い。音が良い。走りが良い。期待通りです。大してテクはありませんが、その気にさせてくれます。乗りやすいとは言いませんが、乗りにくくもなく、慣れだと思います。 |
短所・不満な点 | SSなので当たり前ですが、前モデルと比べると、強いて言えば、前傾姿勢がきつめで、長時間乗ると腰が疲れます。シートが高く、車幅のせいもあり、同じく前モデルに比べると、足つきは良くありません。立ちごけに気を使いますが、これは自分の体格にも非があります。 |
これから買う人へのアドバイス | 燃費は良くない・発熱がすごく夏はクソ熱い・乗車姿勢が特殊等、大変な面もありますが、ジジイの私が乗れているので臆することはないと思います。SSが好きな方は候補の一つにしても間違いはありません。 |
CBR1000RR-Rのライバルをチェックする
CBR1000RR-Rのライバルとなるのは、当然ヤマハのYZF-R1、スズキのGSX-R1000R、カワサキのNinja ZX-10Rといった、同じ1000ccクラスのスーパースポーツモデル。
数値上の最高出力は軒並み200PSオーバーで価格も200万円超えが当たり前の世界ですが、ホンダのCBR1000RR-Rは、2023年現在、最高出力も価格も頭ひとつ抜けている感があります。
またラインナップには、さらに高級なオーリンズ製電子制御サスペンションやブレンボ製ブレーキキャリパーを装備した上級モデルの“SP(278万3000円)”も存在します。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年3月7日現在です。
YAMAHA/YZF-R1
オーナー平均満足度:3.41(評価人数: 1,776人)
新車平均本体価格:227.43万円
中古車平均本体価格:115.73万円
口コミ件数:329件
SUZUKI/GSX-R1000R
オーナー平均満足度:3.66(評価人数:509人)
新車平均本体価格:213.37万円
中古車平均本体価格:182.82万円
口コミ件数:44件
KAWASAKI/ZX-10R
オーナー平均満足度:3.51(評価人数: 1,089人)
新車平均本体価格:255.75万円
中古車平均本体価格:124.55万円
口コミ件数:142件
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