2013年にデビューしたクロスカブ(110)に、今年10周年記念車が発売されるかも知れない。昨年のフルモデルチェンジで新エンジンと新しい足まわりを獲得して完成度を高めたクロスカブ110の特別仕様は人気者になる!?

クロスカブの登場がCT125ハンターカブの呼び水になった

2013年に登場した初代クロスカブ(110)は、スーパーカブがビジネスだけでなく趣味のバイクとして支持されていく変化を巧みに捉え、アウトドアテイストを盛り込んでリリースされた。現在のアウトドアブームを先取りしており、好セールスを記録したのだ。

といってもビジネスから切り離された訳ではなく、オーストラリアの郵便配達カブ「NBC110 POSTIE」をベースにポップなカラーリングを施したもの。加えて、フォークブーツやワイドなパイプハンドルといったヘビーデューティーな装備が時代のニーズにマッチしていた。

そして、2017年の東京モーターショーで2代目クロスカブ110が専用デザインでデビューし、これが現在のようにサプライチェーンが混乱する以前に生産が追いつかなくなる程のヒットを記録。当時はCT125ハンターカブの発売も決まっておりアップマフラーはお預けとなったが、よりワイルドなスタイルが支持されたのだ。

2022年はCT125ハンターカブは1万台超えの好セールスを記録し、フルモデルチェンジしたクロスカブ110も6600台の大ヒット。そして、絶大な支持を受けるアウトドア系カブのブームの立役者となった初代クロスカブから今年は10周年を迎え、記念モデルが6月頃に発売されるだろう。続報に注目だ。

クロスカブ110(2022年) [HONDA] 外観はそのままに新しいロングストロークエンジンと前後キャストホイール&チューブレスタイヤに変更。フロントはディスクブレーキを新採用した。

クロスカブ(2013年) [HONDA] NBC110ベースの初代クロスカブ(エンジンは110cc)。ストロークの長いサスペンションは、クロスカブのコンセプトにピッタリだった。

NBC110 POSTIE [HONDA] オーストラリアの郵便カブは、従来はCT110ベースだったので、NBC110はCT110の正常進化版と言える存在だ。

今や一大勢力となっているホンダの原2軍団の萌芽は2013年。中央のクロスカブだけでなくグロム(左から2番目)やズーマーX(現在は国内廃盤)など、一挙にデビューしたのだ。

https://news.webike.net/motorcycle/295796/
https://news.webike.net/motorcycle/259011/

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    そろそろ「C125スポーツカブ」の登場も期待したいですね。

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