今年の8月に2003年にデビューしたCBR600RRの20周年記念モデルが発売されるかも知れない。CBR600RRは令和2年排ガス規制に対応せずに生産終了という噂もあったが、新型の発売でまだまだ走り続けるだろう。

CBR600RRの20周年車は初代の赤×黒ウイングカラーになるか

2002年にスタートした4ストローク990ccレーサーによるモトGPに合わせて、2003年にレプリカ第一号となるCBR600RRが登場した。CBR600RRは、従来のNSR500からスイッチし、4ストV型5気筒エンジンの圧倒的パワーで大活躍したRC211Vのイメージを受け継いでいた。

さらに、CBR600RRはRC211Vのメカニズムもダイレクトに受け継いでおり、エンジンこそ並列4気筒で異なっていたが、テールアップサイレンサーや独自のユニットプロリングリアサスペンション、マスを集中した車体レイアウトなどをCBR1000RRに先行して採用した。

2007年にはフルモデルチェンジで型式をPC37→PC40に変更。2013年に外観を刷新し、2020年に電子制御がフル投入されているが型式は継続された。ちなみに、PC37の基本レイアウトは現行型でも受け継がれており、20年間地続きの進化を遂げた希少なレプリカと言えるだろう。

2023年に登場が期待される20周年記念車は、2020年型をベースに排ガス規制に対応すると予想される。これに2022年のCBR1000RR-R 30周年記念車のように初代カラーが盛り込まれるのか? 続報が入り次第お届けしたい。

CBR600RR(2020年) [HONDA] あえて旧排ガス規制に対応させて期間限定で発売される予定だったと言われる現行型。2023年に新型を発売するには規制対応が必須となる。

CBR600RR(2003年) [HONDA] 2002年に旋風を巻き起こしたRC211V(奥)のスタイルやメカニズムを徹底的に取り込んで従来のCBR600F4iから世代交代した初期型。

RC211V(奥)の強大なパワーをコントロールしやすくするユニットプロリンクサスや燃料タンクをライダーに近づけたマスを集中させたレイアウトを初代CBR600RRは踏襲した。

現行型CBR600RRもユニットプロリンクや車体レイアウトをPC37から受け継いでいる。エンジンはよりコンパクト化されたもので、2010~2018年までモト2で使用されたことでも知られる。

初代CBR600RRのリアのユニットプロリンクサスは、ショック上部をフレームにマウントしない独自の構造。電子制御がない時代にスライドコントロールのしやすさなどを念頭において開発された。

写真は現行型CBR600RR。ユニットプロリンクだけでなく、現在のスーパースポーツでは見られなくなったテールアップサイレンサーも継続。2000年代のトレンドを今に受け継ぐ希少さも特徴だ。

2020年型CBR600RR国内仕様主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:2030×685×1140mm
・ホイールベース:1375mm
・シート高:820mm
・車重:194kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 599cc
・最高出力:121PS/14000rpm
・最大トルク:6.5kg-m/11500rpm
・燃料タンク容量:18L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:160万600円

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    発表されたら即予約するわ

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