ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、BMW「G310GS」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけBMW「G310GS」ってこういうバイク!!

G310GSは、BMWのミドルアドベンチャーツアラーです。ベースマシンとなったのはスポーツネイキッドのG310R。同車に遅れること1年、2016年のミラノショーで発表され、日本国内へは2017年から導入されています。

現在、ツーリングライダーの人気を集めているアドベンチャーツアラーというカテゴリーは、BMWが生み出したものと言って差し支えないでしょう。そのルーツが1980年デビューのR80G/S。このマシンはオフロードを走れる走破性と、ロングツーリングでの快適性を両立することをコンセプトとしたもので、ロングツーリングの本場であるヨーロッパで絶大な支持を得ました。

その後、BMWのGSシリーズは着々と進化を重ね、様々な排気量レンジに展開します。現在のところ、そのGSシリーズで最も排気量が小さく、手軽に楽しめるモデルがG310GSです。

BMWは、一つのエンジンとフレームのパッケージを活用し、異なる足回りやエクステリアを与え、全く違う乗り味を持つバイクを作り上げることを得意とするメーカーです。G310GSもスポーツネイキッドのG310Rをベースに持っているわけですが、パッと見の印象はもちろんのこと、実際に走らせてみたときのフィーリングの違いに驚かされます。その違いを生み出しているのが、ホイールトラベル量を大きく伸ばした前後のサスペンションと大径化されたフロントホイール、そしてゆったりとしたライディングポジションです。

G310GSは路面状況を選ばず、安全かつ快適に走れるように考えられたものです。多少の悪路ならものともせず、林道ツーリングレベルであれば問題なくこなしてくれます。とはいえ、オンロードを重視したタイヤが装着されているので、ハードエンデューロのような極端な悪路は苦手ですし、サスペンションもモトクロス的な大ジャンプを想定したものではありません。けれど、舗装路では快適に長距離を楽しめて、未舗装路も力強く走り抜ける走破性は、一度味わうと病みつきになるもの。GSシリーズが、コアなツーリングライダーから絶大な支持を受けているのも納得です。

車格が大きいわけではありませんが、シート高は高め。もっとも、車重が軽いので、平均的な身長の成人男性であれば、取り回しに難を感じることはないでしょう。小柄な人の場合でも足つき性が問題になるより、取り付け位置が車体の前方で扱いに少々工夫が必要なサイドスタンドの存在が気になるかもしれません。幅が広めのハンドルは、力が入れやすく押し歩きも軽快。スリムで軽量な車体は、おしなべて取り回し性に優れるので、ツーリングでの利便性だけでなく、日常の足としても高い資質を秘めています。

2020年にはビッグマイナーチェンジが施されています。エンジンがEuro5排気ガス規制に対応し、電子制御スロットルを新採用。エクステリアが全面的に見直されるなどして、ますます魅力を増しています。

WebikeユーザーはG310GSをどう感じている?

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G310GS
新車平均本体価格:-
中古車平均本体価格:52.79万円
口コミ件数:19件
※データは2023年2月24日現在

オーナー平均満足度は5点満点中で4.02(評価人数:123人)

特筆すべきは走り、ルックス、とりまわし、燃費と4項目で4点台と高得点をマークしていることでしょう。積載性は3.97でほぼ4点という点を考えると、レビュー上で特典が低かったのはメンテナンスの項目のみです。この点からもG310GSは、非常にバランスのいいバイクと言えます。

軽量な車体、ツーリングでの快適性、街乗りでのイージーさオールマイティ性を備えながらも、GSの名が付くだけあり、オフロードでもそれなりに楽しめるところも好感されています。運転しやすいので初めてのバイクとしても最適でしょう。

G310GSのざっくりまとめ

よいところ

・BMWという優越感(笑)
・車体重量170kgの取り回しの軽さ
・ダートもそこそこいける
・ポジションがラク
・ETC標準装備
・くちばしがカッコいい

悪いところ

・足つき性の悪さ
・エンストしやすい
・ギアの入りが渋い
・メンテはそれなりにお金がかかる
・車検がある

G310GSオーナーの声

ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。

購入動機・用途・比較車種 F750GSを1年5月乗ってみて、軽快な運動性能に満足していましたが、車体重量の重さが気になり、気軽に乗れるG310GSに乗り換えました。
下道ツーリングや日常の足にしたいと思います。
長所・満足な点 車体重量170kgの取り回しの軽さ。アドベンチャータイプの楽な運転姿勢。大型バイクなみの車両のボリューム感。BMWならではの安定した走行性。
短所・不満な点 車検があること。
時速100km超えの長時間高速走行はできなくはないのですが、あまり楽しくありません。クルーズコントロールがなく、スロットルが硬めなため右手が疲れます。
リーズナブルな価格で購入できるBMWですが、標準装備が貧弱。アシストはABSのみでグリップヒーターやクルーズコントロール・ロードアシストなどの快適装備は付属していないこと。オプションも国産車に比べ高額です。
これから買う人へのアドバイス 正規ディーラーで新車購入すれば、5年間のオイルとフィルターは無料交換です。
保証も追加料金を支払えば5年になります。
長く乗るつもりであれば保証延長をお薦めします。

購入動機・用途・比較車種 セロー、200DUKEに暫く乗っていましたが、オフロードと街乗り、たまに高速道路を使った遠出が出来るバイクを探していました。上位機種のR1250GSやF850GS、アフリカツインも検討し試乗した結果、どれも重くて気軽に乗りにくい印象が拭えませんでした。
長所・満足な点 オフロードコースに持ち込んでも全く問題ありません。雨でぬかるんでいても、多少ガレていても走波してくれます。転けても起こすのに嫌気が差すことがありません。
街乗りも快適です。すぐに乗りたくなるバイクです。
短所・不満な点 サイドスタンドのみなので、メンテナンス性があまり良くはありません。またそのサイドスタンドがちょっと長めなので、傾斜のある場所での駐車は気を使います。純正のライトはあまり明るくありません。高速道路での長距離は少し疲れます。(ウィンドスクリーンは全く役に立ちません。)
これから買う人へのアドバイス アドベンチャーバイクが気になるなら検討に値する一台だと思います。ただ購入してそのまま乗るよりは多少手を入れた方が格段に楽しめます。

1.オイルは純正の交換時期が来たら、社外製に変えましょう。別物になります。
2.オフロード、林道に行かれるならタイヤ交換された方が良いです。
3.ハンドルは純正でも問題ありませんが、変えると更に扱いやすくなります。
4.ステップもラージサイズに変更をお勧めします。スタンディングがめちゃ楽になります。
5.ヘッドライトはLEDへ交換すると、夜の走りも楽しくなります。
6.ロングタイプのウィンドスクリーン+ウィンドスポイラー

ちょっとずつ手を入れる楽しみがあり、その分親しみが増していきます。

購入動機・用途・比較車種 車検代車で一週間お借りして走り回りました。扱いやすくそれなりに走るので欲しくなりました。複数台所有していますがセローの乗り換えに。高速走行でGSに乗り換えようとしました。
長所・満足な点 用途は高速で移動して山間部へ。走りは高速ではとばさない限り不安は無い。悪路でもサスのストロークも有り柔らかめなので乗り心地も良い。走っている限り乗車姿勢も疲れないし乗りやすい。見た目は好みなのであえて言わない。
短所・不満な点 不満なのは足つき性の悪さ。片足付きに。逆に言えば走っていると地上高も有り乗車姿勢に窮屈感は無く走りやすい。見た目は上位モデルのGSと比較されやすく貧弱に見えるかもしれないが軽さという利点もある。
これから買う人へのアドバイス 310ccという事で車検が有る。普段の維持費はガソリン代と保険代。燃費も30km/Lくらいなので一日走っても10L程度。故障というと転倒した際ハンドルが変形し交換した程度。そういう所へ行くならガード類は付けておく事をお勧めします。

 

 

G310GSのライバルをチェックする

人気のアドベンチャーツアラーですが、普通二輪免許のセグメントでは現在のところ少数派。250ccクラスまで含めれば選択肢は増えるのですが、G310GSのように大きめの排気量に限定されると希少な存在です。ここではさらに条件を限定し、同じ単気筒エンジンを搭載するマシンに目を向けると、KTMの390 ADVENTUREが有力な対抗馬といえるでしょう。

390 ADVENTUREは、スポーツネイキッドの390DUKEをベースに持ち、排気量は373ccでその分パワフルです。車格も大きめで、取り回しはフルサイズのデュアルパーパスモデル並。新車価格もG310GSより高めですが、サスペンションはアジャスト機構を搭載、トラクションコントロールといった電子制御やTFTフルカラーのインスツルメンツパネルなど装備も豪華です。

また、未舗装路は走らないと決めているのなら、よりオンロードに特化したG310GSの兄弟車であるG310Rもかなり魅力的です。より、コンパクトなので取り回し性は抜群。前後17インチホイールを採用しているので、ハイグリップラジアルタイヤの装着も可能。スポーツライディング好きであれば見逃せない要素です。ワンメイクレースも開催されていますので、サーキットに興味があるのならエントリーモデルとしても最適な一台だといえるでしょう。

※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年2月24日現在です。

KTM/390 ADVENTURE

オーナー平均満足度:3.86(評価人数:49人)
新車平均本体価格:82.54万円
中古車平均本体価格:67.86万円
口コミ件数:7件

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BMW/G310R

オーナー平均満足度:3.89(評価人数:76人)
新車平均本体価格:68.1万円
中古車平均本体価格:45.67万円
口コミ件数:13件

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BMW G310GSの価格情報

BMW G310GS

BMW G310GS

新車 4

価格種別

中古車 20

本体

価格帯 75.3~79万円

77.4万円

諸費用

価格帯 11.05万円

10.92万円

本体価格

諸費用

本体

50.44万円

価格帯 38.5~68.5万円

諸費用

10.47万円

価格帯 8.63~9.59万円


乗り出し価格

価格帯 86.35~90.05万円

88.32万円

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